御堂筋税理士法人創業者ブログ

S社は数字に強いS社長が

率いる高業績企業である。

S社長に乞われて

若手幹部を束ねて

経営戦略を作る

取組みをしている。

昨日はその指導会だった。

消費税が再増税され

新築着工戸数も

かなり減少すると

いわれている5年後

S社の経営目標は

売上高を現在の1.7倍にする

というものだ。

並大抵の浅智恵では

戦略アイデアが浮かばない。

当のS社長すら

わからないというくらいだ。

だからこそ

私にはおもしろいし楽しい。

メンバーの方々に

アイデア、計画を出してもらい

社長にびっくりしてもらいたいからだ。

現場で日々

ビジネスに取り組んでいる彼らなら

必ずできる!

それを引き出すのは

私のしごとだ。

前回からの宿題で

5年後、売上高を

1.7倍にするマスタープランを

考えておいてもらった。

今日はそれをレビューし

そこから戦略を具体化するのだ。

しかし、予期されたことだが

有望かつ現実的なアイデアは

でてきていない。

当然といえば当然である。

まず現状の戦略を復習した。

ドメインと競争優位性の確認だ。

次に、

製品/市場マトリクスで

アイデア出しと分類整理を試みた

1.シェアアップ

2.市場開発

3.製品・サービス開発

4.多角化

である。

そしてもうひとつ

私のオリジナルアイデア

それは

わが社の事業領域を

地域・顧客・商品の拡がりと

商品と顧客のライフサイクル

という時間軸の中で

位置づける試みだ。

実際、そうした

事業の可能性の平面上で

わが社の事業領域を

位置づけると

あまりに微小なものだ。

そこでいえることは

打つ手は無限ということだ。

そして既存事業における

今後の事業環境での

需要のシミュレーションを

データと意思に基づき

数値化していった。

需要と計画の試算の基になる

すべての数字は

信頼すべきデータと論理から

導き出さねばならない。

それでこそ

数字に超明るい

S社長になるほど!と

いっていただけるからだ。

そのためには

私自身がS社長の

シビアさですべてを

吟味し指導して

いかなければならない。

「それでは社長を説得できないぞ!」

とげきを飛ばす。

「すべては方程式で

数字を説明せよ!」

しかしメンバーの皆さんは

疲れも見せず

取り組んでくれる。

すなおで、熱心な生徒さん方だ。

「わけのわからない数字をはじき出す

これをフェルミ推定というんんだ。

ビジネス思考に必要な

4つの思考法のひとつです。」

皆さん、乾いた土地が

水を吸い取るように

興味を示し吸収してくださる。

既存ビジネスと

その延長線上のビジネスで

なんとか数字を見える化した。

だがまだ足りない数字が残る。

これを新規事業で

補わなければならない。

その成果目標は10億だ。

だがそのための作戦が

10億きっちりだとすれば

それはゴルフでいえば

100そこそこのプレーヤーが

パーであがる算段をしているのと同じだ。

少なくとも

その3倍くらいのアイデアは必要だ。

夕方になって

今日の取組みは終わりの時刻になった。

リーダーの専務が

このあとみんなで居残りで

まとめてしまおうといった。

いいことだ。

後を託して会社を辞去した。

数時間して彼からまとめが

メールされてきた。

相変わらずすばやい。

それを見た。

「うーむ、まだまだ」だ。

翌朝、データの

エクセルのフォーマットに

相当手を入れて

彼にコメントを入れてバックした。

やっていただきたいことを

いくつかサジェスチョンして

それに対して

返ってくるのが楽しみだ。

こうしたキャッチボールをしながら

彼らが、S社のビジネスと未来を

自分たちの問題として

本当にとらえてもらい

自分たち以外に

わが社の未来を

考え構築する人間はいないと

腹をくくってもらえれば

最高である。

それが私にご依頼いただいた

S社長への恩返し

私のタスクと責任である。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所

大阪 税理士 小笠原 でした。


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