御堂筋税理士法人創業者ブログ

キケロの『義務について』を読んだ。

キケロとは、前1世紀のローマの

弁舌家、政治家、思想家である。

この時代、ローマは共和制から、

カエサルという強烈な人物の出現により

帝政へと揺れ動いた動乱の時代だった。

その時代、キケロは信念にしたがい、

カエサルに反対して

共和制を護持しようとした。

その弁舌、文章は

カエサルとならんで

ラテン語の至高のものと評価される。

キケロは、カエサルに反対して

隠棲し、暗殺されるまでの

2年ほどの間に、数多くの著作を残した。

『義務について』はその中でも

再晩年のまとまった著作だという。

『義務について』は、

人間の義務にスポットライトをあて

至高善と生活における善の両面に分け

語られたものだ。

道徳的高貴さは

①英知と明知、真なるものの探求

②公共生活における正義

③人との関係における親切と寛大

④個人生活における節度

とにわけられる。

そう考えれば、義務というものは大切だなあ。

わたしのようなバカは

そんなこと60才を過ぎるまで

考えたことがなかった。

そういう意味でキケロに感謝!

「最もわれわれを愛する人たちに

 最もわれわれは尽くすことである。」

「恩を返さなければならないときは、

 普通以上に大きい心づかいが

 払わなければならない。

 いかなる義務も恩を返すより

 重大なものはないからだ。」

「ひとびとの社会的結合が

 もっともよく維持されるのは、

 結びつき(縁)の最も濃い人に対して

 厚情もまたその人に

 もっとも多くもたらされる場合である。」

儒教もそうだが、この場合も

近い関係の人を大切にせよと教える。

それは、抜き差しならない関係だからだ。

それは顧客とわが社の関係でもある。

「迷えるひとにねんごろに、

 道を教ゆるそのひとは、

 おのれの灯より火を与う、

 ひとにさながらさも似たり。

 他人に火をば与うとて、

 おのが光の減ぜむや」

(エンニウス)

すばらしい言葉である。

この話、とってもながくなりそうなので

またの機会にでもお話します。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

税理士 小笠原 でした。


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