くじ運がいいのだろうか!?
2021.08.15
雑談
昨日、少し時間があったので、近くの八幡宮にお参りに行った。コロナ対策の受付で記帳していたら、抽選券を2枚渡された。なんでもお盆でくじ引きをしているという。
お参りをして、くじ引きのところに行って、家内がくじを引いた。さいしょに引いたのは白の紙、たぶんいわゆるはずれであろう。そして2枚目、今度は黄色の紙をひいた。黄色か、まあ白の一つ上かなと思っていたら、引いた紙を分類して置いていた巫女さんが、最上等のところにそれを置いた。「あれ?」と思っていたら、さまざまある景品の中でいちばん上に飾ってあった日本酒の一升瓶に手を差し出すではないか!おやまあ、いちばん籤を当てたらしい。黄色ではなく金色だったのであろうか。うれしくなってしまった。
一升瓶をたいせつに懐にいだきながら、さきほどの受付を通り過ぎるとき、宮司さんにお礼を言ったら、「おや、一升瓶ではないですか!」と驚かれた。なんとも運のよいことであった。

私も、家内も、それほどびっくりするようなくじ運は持ち合わせてはいないと思うが、そういえばと思い出したことがある。
それは、7月のことであった。家内が遅くなる日があって、わたしは、自宅近くのドージマ地下街の長崎ちゃんぽんのお店『中央軒』でひとり夕食を取ることになった。ささやかなお一人様宴会とて、ハーフの皿うどん、ギョーザ、ザーサイと、紹興酒、ビールを頼んだ。
だらだらと、それでも一時間くらいだが、いい気分になって飲み食いして、お勘定をしたら、三千円なにがしだという。お代を払ったら、今なんでも地下街のサマーフェアの期間だとのことで、6枚のスクラッチ抽選券をくれた。
さて、ほろよい気分で帰宅して、所在なく何気なしに、抽選券の銀色のコーティングを100円硬貨で削ってみた。
1枚目は?もちろんはずれである。まあそんなもんだ。この手のものはほとんどがはずれに決まっている。期待せず2枚目を削ってみた。…するとあたり!500円の文字が出てきた。「へーっ!」そんなこともあるもんだと思った。そして3枚目にあたった。また500円あたりであった。おやおやラッキー、2枚も続くとは。
4枚目、またまたあたりである。これは奇跡にちかい、「???どうなってんねんやろ」と思った。この現象をどう理解すべきか?主催者がよくかき混ぜていないのではないか?とか、そもそも、この抽選フェア、なにか裏があるのではなどと多少酔った鈍い頭で考え出した。
そして5枚目、またまたまたあたり!である。こうなると、頭がまひしてくる。そして、残った1枚を削ってみた。またまたまたまたあたり!である。なんと3,000円強を払って、〆て2,500円のクーポン券をもらったことになる。Unbelievable!目を何度もこすった。

さらにあれこれ考え出した。ほんまにそのまま通用するのかな?なにか使い方に制限があるのではないだろうか?たとえば、購入代金の10%までとか、一度に1枚のみ有効とか。
帰宅してきた家内に、さっそくわけを話して保管してもらった。こういうものを喜んで自分のものとする性癖があるからだ。
さてその後、ゆえあって、家内と二人で夕食を外食で済ませる機会があった。例のクーポン券のことを思い出して、再び、『中央軒』に行った。クーポン券が本当に通用するのか試したかったからだ。
小心者なので、注文する前に、クーポン券の有効性を確認した。そうしたら「大丈夫です」という。ほっとした。彼は先日抽選券を渡してくれたひとだったので、このあたり券をゲットした事情を話すと、へーっという表情であった。察するに、あたり券が私が遭遇した割合で入っているのでもなさそうであった。まあそうだろう、そんなことをしていたら商売にならない。
そこで、気が大きくなって、家内とふたりすきなものをあれこれと頼んで、飲み会となった。お店では、ほとんどは、ちゃんぽんか皿うどんでさらっと晩御飯を終えるお客さんばかりだから、このような宴会的食べ方をする輩も珍しいだろう。いくらなんでもクーポン券分だけ食事をいただいて、代金をロハで済まそうなどということは、性格的にできないからだ。それでも、とても得した気分になって、気持ちよく店を出た。庶民とはそういうものではないか。
会計事務所と経営コンサルティングの融合
御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所
小笠原 でした。