御堂筋税理士法人創業者ブログ

昨日の雑誌記事のご紹介の

お話の続きです。

よろしければご笑覧ください。

 

3.イノベーションの意義と課題

 

➀イノベーションの意義

 

 イノベーションは
 マーケティングと揃えで
 考えていいと思います。

 

 イノベーションとは、
 今あるもの、していることが
 やがて陳腐化するという考えのもとに、
 未来を見据えて
 それに代わるものを考え、
 開発していくことをいいます。

 

 それは、
 主には製品ということになりますが、
 範囲は会社がしている
 すべての活動にわたります。

 

 特にAIの進歩がもたらす衝撃が
 取りざたされている今、
 経理だって総務だって
 大いなるイノベーションの
 フロンティアになります。

 

➁イノベーションの進め方

 

 イノベーションの進め方についても、
 「イノベーション委員会」というものを
 組織して進めていきます。

 

 マーケティングと合わせて、
 「M&I会議」としてもけっこうです。
 これも月1回(もちろん2回でもよい)開きます。
 
 検討すべきは、
 イノベーションのテーマの
 進み具合についてです。

 

 会社で考えるべきテーマ全案件を
 書き出します。
 そして、
 その効果、開発プロセス、課題を
 追いかけていくのです。

 

 次のような表でまとめて資料とします。

 

 【イノベーション・プロセス管理表】
 ――――――――――――――――――――
 テーマ|担当|狙い|効果|課題|プロセス|進捗
 ――――――――――――――――――――
   
➂イノベーションのポイント

 

 イノベーションは特別な活動です。
 それは
 すぐれて未来のためのものだからです。
 いわば子供を育てるようなものです。

 

 そこで心しておくべき
 重要な考え方がいくつかあります。
 
ⅰ.イノベーションは
  経済的なインパクトの問題である
 (ハイテク、ローテクではない!)

ⅱ.イノベーションは
  トップが主体的に関わり、
  ピカ一の人間が担当する

ⅲ.イノベーションは
  成果目標を明確にして、
  それを忘れない

ⅳ.イノベーションは
  特別会計部門で管理し、
  性急に負担と利益を求めない

ⅴ.イノベーションは
  成果を出す期間を定め、
  存否の判断を明確に下す

 

4.バリューチェーンの工夫と
  生産性の追求

 

➀バリューチェーンで
 戦略課題を具体化

 

 バリューチェーンとは、
 わが社がものを産みだし、
 お客様のところへお届けし、
 付加価値を生み出す、
 仕事の流れをいいます。

 

 ニッチNo1戦略は、
 ニッチな分野でNo1になることであり、
 そのためには
 お客さんにNo1で選ばれる
 ユニークな製品およびサービスを
 提供していかなければなりません。

 

 ですから
 バリューチェーンについて考え、
 そのブラッシュアップを
 進めるということは、
 戦略で考えたことを
 実現していく流れと体制、
 そして課題を考え、
 推進していくことです。
 
 バリューチェーンは、
 次のような表を使って、
 全体の見える化をしながら
 みんなで考えていきます。
 
【バリューチェーン分析表】

 ―――――――――――――――――

 開発|マーケ|生産|営業|業務|全社

 ―――――――――――――――――
 …顧客の期待         
 …生産性目標         
 …業務の目標         
 …業務の現状         
 …課題         
 …生産性指標         
 …成果指標         
 …活動指標  

  ―――――――――――――――――

 バリューチェーンを考えることの
 優れている点は、
 このように各部門の関連性のなかで、
 全体最適をめざして
 戦略的なサービス実現のあり方を検討し、
 課題を定めることができる点です。

 

②バリューチェーンを考えることで
 生産性向上を企図する
 
 併せて、生産性の向上について、
 目標を定めることができることが
 とても重要です。

 

 なぜなら生産性を高めることも、
 長期的にとても重要な課題だからです。

 

 生産性を示す1人当り粗利益は、
 経営でもっとも重要な指標です。

 それは、国の経済で例えると、
 1人当りGDPに該当し、
 経済的な豊かさと
 その向上度を測る
 ものさしとなるからです。

 

 ドラッカーさんは、
 生産性は、経営の力を測る
 端的なものさしだと
 述べていらっしゃいます。

 

 なぜなら、
 経営で使う資源=人やお金は
 どの企業でも大して変わらないのに、
 その成果である粗利益の大きさは
 千差万別であり、
 それこそが経営力を
 物語っているというわけです。
 
 生産性のめざすところは、
 ➀同業他社を10%以上
  超えるようになること、
 ②持続的に生産性が高まること
  (年率2%とか)、
 の二つです。
 
 MOT(技術経営)で
 名の知られた東大の藤本教授も、
 生産性は経営の全要素で
 測るべき複雑な組み合わせである
 と述べておられるように、

 生産性の向上を考えるときには、
 私たちは経営のあらゆる要素を
 関係づけて考える必要があります。

 だからこそ経営力なのですが。

 

 生産性をあげる目のつけ所として、
 ➀アウトプット
  =粗利益をふやす
 ②インプット
  =固定費・資本・労働をへらす
 ③インプットの
  アウトプットへの変換効率を高める
 の3つがあります。

 

 つたない思考レベルですが、
 次にわたしの思いつく
 生産性向上の切り口を

 示しておきますので
 参考にしてください。
 
【生産性向上の切り口】

 

 粗利益を増やす方法
  ↓
 ファン化、顧客・商品の組み合わせ、
 単価・数量のアップ…

 

 仕事の効果性と
 効率を高める方法
  ↓
 仕事の取捨選択と優先順位、
 成果の上がらない仕事の早期排除

 役割分担、

 業務のプロセス改善
  時間管理、
  数字の見える化とリアルタイム管理、
  PDCA、
  段取り(計画・準備)
  コミュニケーション
  報連相・反省による改善

 達人になる、
 人をつかう、
 整理・整頓、
 機械化・IT活用…

 

5.まとめ

 

 今回は、
 戦略を具体的な取り組み課題に
 落し込んでいくための
 思考促進ツールと考え方を
 お話ししました。

 いかがでしたでしょうか。

 

 戦略を決まれば、組織を決める。

 次回は組織と人材について
 お話をしていきましょう。
 ぜひ楽しみにしてください。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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