グーグルのお話のつづき①
2014.12.11
高業績企業づくり
さて、グーグルの興味深い
経営の考え方について
私がピンときたところを
ひろいだしてみます。
まったくの個人的好みで
私が共感できるところですね。
1.文化
(グーグルの理念を知りたい方は
HPをみてください。
10の事実が出ています)
⇒http://www.google.com/intl/ja_jp/about/company/philosophy/
・誰のアイデアかよりも、
まともなアイデアかが重視される職場
⇒ドラッカーの真摯さとおなじ
・能力主義を根づかせるためには
組織を言うなりにできる人間と
分をわきまえないヤツと
批判されるのを恐れず、
守るべき品質や価値のために立ち上がる
勇気あるスマート・クリエイティブ
(社員のことです)の両方が、
それぞれ役割を果たす必要がある。
・まず組織はフラットに保つべきだ。
・組織は機能別にすべきだ。
⇒そういえば
今日のドラッカー講座は
組織のことだったな。
中小企業はこれしかないから
これをしっかり組み立てることだな
・組織の構成単位は
小さなチームであるべきだ。
アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは
かつて「ピザ2枚のルール」を
提唱していた。
一つのチームは、
ピザ2枚で足りるくらいの規模に
とどめなければならないという意味だ。
⇒機能別を補完するのが
チームだ。
・チームの規模を小さいと、
誰かが燃え尽きそうで、
早く帰宅したり、休暇を取ったりする
必要があるときに周囲が気づきやすい。
誰かが自分は会社の成功に
欠かせない存在なので
1~2週間も休暇を取ったら
とんでもないことになる、
と思っているなら、
かなり深刻な問題があるサインだ。
・「イエスの文化」を醸成することだ。
⇒ノーの人もいますねえ。
・その日の状況、また誰と仕事をするかを考え、
ふさわしい服装をするように
⇒ドレスコードはTPOで
2.戦略
・計画は変化するかもしれないが、
その根底に一定の基礎的な原理が
存在することが大切なのだ。
それはこんにちの
世の中の仕組みに根差し、
計画を修正しながら
成功に向かううえで
指針となるものでなければならない。
計画は流動的だが、
基礎は揺るがない。
⇒計画よりも前提
・こんにち、競争は一段と激しくなり、
競争優位は長続きしない。
だから「速く、大きくなる」ための
戦略が必要なのだ。
⇒大企業は大変
あっという間に
消されそうになるからねえ。
・プラットフォームとは、
ユーザーやプロバイダーの
集団を一つにまとめ、
多面的市場をつくりだすような
プロダクト群やサービス群だ。
⇒21世紀の戦略の
キーワードの一つが
プラットフォームやなあ。
・何かをオープンソースにすることは、
プラットフォーム、産業、
そしてエコシステム全体を
成長させることに全力で取り組む、
と宣言するのに等しい。
・あなたの敵を誇りに思え。
そうすれば敵の成功は
あなたの成功にもなる。(ニーチェ)
⇒フレネミー(パートナーでコンペティター)
が大事だというわけ
3.人材
・(一流のスポーツコーチや
ゼネラルマネジャーの)
一番重要な仕事は
「最高のプレーヤーを獲得すること」
と答えるだろう。
優秀なコーチは、
どれだけ優れた戦略を立てても、
優れた人材の代りにはならないことを
よくわかっている。
それはスポーツではなく。
ビジネスでも同じだ。
優秀な人材のスカウトは、
ひげを剃るのに似ている。
毎日やらないと、結果に出る。
⇒そのとおり、そしてなるほど!
・経営者の場合、
「あなたの仕事のうち
一番重要なものは?」
という問いへの正解は「採用」だ。
⇒ここまでいいきってくれると
スカッとする!
・採用はヒエラルキー型ではなく、
委員会によるピア型が好ましい。
・採用の方法はいつでも変えられる。
問題は、きちんと採用するには
多大な労力と時間がかかることだ。
だが、これほど価値のある投資はない。
⇒これも、そのとおり
・すばらしい人材の集まる会社は、
すばらしい仕事を成し遂げるだけではない。
さらに多くのすばらしい人材を引き寄せる。
最高の従業員は群れのようなものだ。
・ラーニング・アニマルを採用する。
…「しなやかなマインドセット」だ。
その持ち主は、努力すれば
自分の持ち味とする能力を変えたり、
新たな能力を開花させる
ことができると考える。
人は変れる。適応できる。
むしろ変化を強いられると、
心地よく感じ、より高い成果をあげられる。
・ラーニング・アニマルを採用できたら、
彼らに学習を続けさせよう。
すべての従業員に、
常に新しいことを学ぶ機会を与えよう。
⇒投資である。生涯学習である。
・人格の優れた人は
相手の立場やお酒の入り具合にかかわらず、
敬意をもって接する。
⇒反省
・視点の多様性、
すなわちダイバーシティは
会社が近視眼的になるのを防ぐ、
きわめて効果的な政策だ。
・採用担当には
採用プロセスの管理を任せるが、
採用活動には全員を動員すべきだ。
⇒採用は全員の仕事である!
・ビジネスパーソンが磨くべき
最も重要なスキルは、
面接スキルだ。
⇒やはりコーチングである。
・質の高い面接をするには、
準備が必要だ。
きちんとした面接をするには、
自分の役割を理解し、
候補者の履歴書を読み、
そして一番重要なこと
―何を聞くか―を
考えなければならない。
⇒準備が生産性を高める。
・面接の目的は、
応募者とあたりさわりのない
会話をすることではなく、
相手の限界を確かめることだ。
…とはいえ、最高の面接は、
友人同士の知的な会話のようなものだ。
⇒なにごとも目的を明らかにすることは
成果への第一歩。
・質問は間口の広い、
複雑なものにしよう。
正解が一つではないので、
相手のモノの考え方や
議論の組み立て方に見られる。
・応募者のバックグラウンド
について聞くときには、
単なる過去の経験談ではなく、
「そこから何を学んだか」を説明させよう。
⇒ここを一番知る必要がある。
・グーグルが求めているのは
情熱のある人で、
情熱のある人はネットで
かなり活発に活動する傾向がある。
これはデジタルメディアが好きだ
という証拠であり、
こんにちの世界では重要な資質だ。
⇒そうなんやな。
・独裁者的性質は、
仕事のあらゆる面に顔をのぞかせるはずだ。
⇒やっぱり、しかり
・採用の質を犠牲にしてまで
埋めるべきポストはない。
⇒わかった。
・野球界の伝説、
ベーブルースは
ハーバート・フーバー大統領より
年俸が高いのは
正しいと思うかと聞かれて、
こう答えた。
「いいんじゃない?去年は
彼よりいい働きをしたと思うよ」。
⇒スターは監督よりも高い!
社長、自分が一番よりも
オーナーはスターをそろえて
お金をはろうて、
儲けてもらう方が得でっせ!
・だからといって
新規採用者に言い値を
払ってはいけない。
むしろ報酬カーブは
低いところから始めるべきだ。
⇒よかった!
・スマート・クリエイティブを
つなぎとめる一番の方法は、
弛緩させないことだ。
彼らの仕事をおもしろくする
新たな方法を常にひねり出そう。
⇒刺激を与え続ける。
・「人生は下水管のようなものだ、
何が出てくるかは、
何を入れるかで決まる。」
(キャリア計画)
⇒だから常なるインプットが
だいじというわけ
・忙しくてモノを読む時間などない
と言う人は多いが、
それは自分の仕事について
知識を深めることを
重視していないと言っているのと同じだ。
⇒もっと言うたって
4.意思決定
・インターネットがもたらした
最も重大な変化の一つは、
事業のほとんどの側面を
定量的に把握できるように
なったことだ。
・重要なことだけに集中すればよく、
それは通常現金と売上高だ。
…売上に解決できない問題はない。
⇒ははは、わかりやすいな。
ここらオールドビジネスと
いっしょでほっとした。
・最適解に到達するには、
意見の対立が不可欠だ。
・自分の意見を通すより、
最高の意見を見つけることを考えよ。
⇒リーダーはこうでなくっちゃね
・「運営がうまい会議」ほど
すばらしいものはない。
データや意見を発表し、
問題を議論し、
そして実際に意思決定をするのに
最も効率的な方法だ。
⇒御堂筋流会議も
まだまだ進化させねばならない。
ねえ才木さん!
・一流のスポーツ選手には
コーチが必要なのに、
あなたは要らない?
⇒ほんまやで
・コーチとプレーヤーの関係を
成功させる第一歩は、
教わる側が相手の話を聞き、
学ぼうとする意欲を持つことだ。
⇒すなおが何より
てなわけで、まだまだあるが
それは次回、
お付き合いくださりありがとう。
ちなみに弊社
この本を
全員が熟読するように
おねがいしました。
会計事務所の可能性を追求する
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。