データを売上増に結びつけるヒントの本
2020.05.02
高業績企業づくり
ステイ・ホームである。
本を読むのも有意義である。
というわけで
5月、はじめに手に取ったのは、
『データ・ドリブン・マーケティング』
ジョン・ベゾフ愛読との
キラー・コピーで一撃された。
あやかりたいものである。
これは、かんたんにいうと
データ野球で優勝するための
分析のしかたの本である。
現在のわたしのテーマのひとつは
推奨するコックピット経営を
より効果的たらしめる
理屈と技法を磨き上げること。
この本では
もっと儲けるためのカギとなる
数値指標と
それを使った成果のあげ方
そしてそうした経営の
マネジメントの方法が紹介される。
まず15の指標が示される。
① ブランド認知率
② お試し数
③ 解約率
④ CS度
⑤ 応諾(受注・購入)率
⑥ 利益
⑦ 正味現在価値
⑧ 内部収益率
⑨ 投資回収機関
⑩ 顧客生涯価値(LCV)
⑪ クリック単価
⑫ クリック→購入率
⑬ 広告費用利益率
⑭ 直帰率
⑮ 口コミ増幅係数
①~⑤ は伝統的指標
⑥~⑩ は投資効果の財務指標
(苦手な人はお教えします)
⑪~⑮ はWeb系指標 である。
マーケティングでの
お金の使い方のねらいは
ⓐ キャンペーンによる需要喚起
ⓑ 認知向上とブランディング
ⓒ 顧客ロイヤリティ醸成
ⓓ 市場形成
ⓔ IT投資と教育
に分かれるらしいが
私としては、ⓑ ⓒ ⓔ が
効果的だと思うのだがどうだろうか?
さて、データ野球を
わが社のスタイルとするならば
どうして進めていくかの
ロードマップが必要である。
1 売上が増える道筋の仮説設計と
データ指標設定
2 データの測定
3 アジャイルな取組みでの
早期成功事例つくり
4 本格的な解析法導入
5 組織学習プロセス確立
6 アイデアへの結びつけ
となるらしい。
まさに
P→D→C→A→アイデア創出という
コックピット経営のねらいどおりである。
わたしは、
業界平均の2倍の収益性という
高業績化に向けた取り組みのカギは
偉大なリーダーシップと
フォロワーシップを別とすれば
・データの分析と
・適確な質問による思考促進
にあると思っているので
こうした本は、そのための勉強
に役立つのである。
まさにこの本にも書かれているとおり
「知は力なり」(フランシス・ベーコン)
である。
せっかくの読書週間、
これを機に、読書習慣を
身につけてほしいと思います。
次回は、
時間の有意義な活用法について
感じていることを
お話したいと思います。
会計事務所と
経営コンサルティングの融合
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
小笠原 でした。