中世が封印された街ブリュージュ
2008.08.19
ブログ
大阪の税理士 小笠原 です。
今日はブリュッセルから小一時間の古都
ブリュージュにエクスカージョンで行く。
ブリュージュは、かつての商業交易の中心地だったところ
その後、アントワープ、アムステルダムと繁栄の中心が移っていき、
ブリュージュは、歴史のなかにひっそりと封印されてきた街
それだけに、中世の雰囲気が色濃く残る。
玉手箱といわれる広場の裏から
運河めぐりのボートに乗る。
息を詰めるようなその美しさは
筆舌に尽くしがたい。
福永武彦の『廃市』を思い出させる
ひっそりとしたたたずまいは
ちょうど九州の柳川の感じに似ている。
時折の雨の中、その雰囲気を堪能できました。
夕方、ブリュッセルに戻って
夕食をどこで食べようとガイドブックを片手に迷っていると
後ろのドアが開いて、品のよい初老の男性が
“Excuse me”
後ろの靴屋さんのご主人である。
“Can I help you?”
私たちの様子を見て、声を掛けてくれたのだ。
とにかく、ベルギーの人たちはとても親切だ。
何回も、声をかけてもらった。
「この近くでおいしいお店がないかとさがしているんです。」
「それなら、前のこのお店が最高だよ」
「この近くで、ムール貝とラパン(うさぎ)を食べられる
お店をさがしているんですが・・・」
「そうだねえ、じゃ私が帰るところだから、
いっしょにいって案内してあげよう」
なんとも親切な方である。
途中、ツーリスト相手のレストランが立ち並ぶ
横町の中を通っていく。
「店の軒に青い看板がかかっているだろ?
あれは市の推薦の印で、あれがかかっているレストランは
安心して入れるんだよ。」
「なにせ、この辺は旅行客が多いだろ、
下手に入ると、ぼられるからね。
しかも質の悪いシーフードを出したりしたら
腹いただっておこしかねないからねえ。」
市一番の名所 グランプラン広場に出てきた。
「あそこのケルゲルクだよ
あそこは両方あったと思うよ」
彼がお店の人に確認してくれる。
=”MARGIN: 0mm 0mm 0pt” class=”Msonormal”>「OKだ、さあ楽しんでね」「ほんとうにありがとうございます」
彼はすたすた歩いていった。
とにかくベルギーの人は
こまっていると先方から声を掛けてくれる。
本当に親切な方が多い気がした。
広場に面しているオープンデッキの席は予約で満席
室内の窓際をお願いして
ゆっくりと食事をいただいた。
ベルギーのフルーツビールを手始めに・・・。
味は、なにしろ地元のご主人推薦である。
税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原 でした。