御堂筋税理士法人創業者ブログ

ご存じかも知れないが
毎月、事務所で
経営者の有志に集まっていただき、
「経営の価値観講座」を開催している。

昨日も8名の経営者に
お集まりいただいて開いた。
回も重ねて8回目である。

今日から途中参加される
経営者の方もいらっしゃる。

まず、森信三先生の
「修身教授録」の2年目講義のうち
第19講から29講までを
いっしょに考えていった。
内容の骨子は以下のとおりだ。

第19講 自修の人 
日々の全時間での学びが人間の厚みを作る。
それができる人を『自修の人』という。

第20講 老木の美 
人間は自分が見えないが故に、
老木、達人に惨苦完成の美を読み取り、手がかりとすべき

第21講 故人に尽くす一つの途 
葬儀や胸像、記念碑も大事だが、
遺稿や面影出版はどの場合でもできる。

第22講 下座業 
人としてホンモノになる
鍛錬の土台は下座行であり、
それはいつか真実として人を輝かせる。

第23講 卒業後の指導 
真の教育ではどうしても
卒業後の指導が必要で
それは教師の探究心にかかる。

第24講 出処進退 
勤めに際しては出処進退、
特に引き際が最も大事、
それは平生の態度の結果である。

第25講 最善観 
この世で起こったことは
すべて絶対必然であり最善である
と考えるのが真の生活態度だ。
 

第26講 二種の苦労人 
教えの有無で、苦労が
同情心のある、ない
という真反対の人間を作る。
 
第27講 世の中は正直
世の中は正直であり、
それ神の至公至平の顕れである。

第28講 平常心是道
精神的な鍛錬は
肉体の鍛錬を伴うが、
それは平生に及んでこそ人間を高める。

第29講 人生は妙味津々 
人生の妙味は、我を捨てて
人のために尽くす関所を
超えてから生まれる。

それぞれ、尽きぬ話題を提供してくださる。
これを皆さんと分かち合うだけで
2時間経った。

休憩のあと、
さて、皆さんの
一ヶ月の修養取り組み発表である。

言葉を慎む、行動を慎む
つまり工夫をして、周囲の人たちの
プラスの態度を引き出すというのが
取り組みの骨子である。

人によって
多少、進歩の早い遅いはあるが
しかし、総じて
皆さん進歩していらっしゃる。
気づきも多い。

中には、
クォンタム・リープ(※)
されている方もいらっしゃる。
頼もしい限りだ。

※量子的発展・・・非連続のブレーク

価値観講座をしていて
すばらしいなあ感じるのは、
こうした経営者の気づきと
態度変容、それに伴う
幹部社員との関係性改善と
当該幹部社員の変容、
それを基にした経営の飛躍的改善だ。

私のある種のライフワークとしたい。
実は来年は、
価値観講座に加え
一年間お休みをした
ドラッカーのマネジメント講座を
再開しようと思っている。

最近、まとめ直した
マネジメントのテキストもあるし
マネジメントの考え方を
中小企業の経営者の方々に
腑に落ちるように説明でき
かつ、それに基づいて
経営の改善をしてもらうというものだ。

メンバーの方々に
少しお話したが
ご興味を示された方もいらっしゃって
意を強くした。

それ以外に
価値観講座を
ぜひ幹部や社員にも展開したい
といわれる方も幾人か。

大賛成で
そのために社長様方に
きていただいているのだが、
これは多少リスクがあるので
読書会なら自主開催されたら
どうかと提案申し上げた。

さらに、他社の方々と交わるのが
いいとおっしゃるので
それなら、弊社のセミナールームを
お使いいただいたら
よいのではないかとお話した。

4社くらい集まられたら
皆さんで開催されたら
よい気づきと学びの場に
なるのではないだろうか?

このようにして
進化発展していくのは
うれしい限りである。

また、価値観講座の
アドバンストクラスである
読書会については
来年はお休みをしようかと思ったが
引き続いて勉強したいという方も
いらっしゃって
どうしたものかと思案中である。

コンサルティングに強い
御堂筋税理士法人&
経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。


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