去年の仕事ぶりの分析
2023.01.01
コンサルティング
皆さま、明けましておめでとうございます。新しい年が皆さまにとってますます充実した年になりますように心からお祈り申し上げます。
さて、大みそかのの中から元旦の朝にかけて、私の去年一年間の仕事の投下時間と収益について、分析をしておりました。ちょっとお酒を少なめにしておりますと、とたんに眠気がさり、ついついワーカーホリックが再発してしまうのです。困ったものです。
私は、丁稚時代からのボスの教え、長年の習慣で自分の時間の記録をつけております。それで毎年一年が終わると、自分の労働時間と収入の分析をするのです。ドラッカーも「成果を挙げる人は、時間からスタートする、時間が何に使われているかからスタートする」とおっしゃっておられましたが、その忠実な実行者だと思います。
分析で気づいたことは色々ありますが、詳細を公表すると差し障りもあり、またはしたない考えが露呈しかねませんので、少しオブラートに包んでお話します。
まず、私の総労働時間、といっても真の働く時間と読書などの自己啓発の時間を足したものですが、去年は2,999.5時間でした。ほんとうは3,000時間をわずかに超えたようですが、意地でもと思って過小申告しました。ごめんなさい。それで2021年よりも200時間強減りました。よしよし。
お客様のところでの仕事やセミナーなど本当の意味での仕事の時間は1,137時間です。本当は移動時間などもっとあるのですが、その間本を読んでいたらそれは自己啓発の時間に入れているので少なくなるのです。
ばくっといえば、仕事と学びで月250時間、狭い意味での仕事だけで月100時間です。一年間の絶対時間は8,760時間、月当り730時間ですから、小生の労働の時間は、人生全体での時間の34.2%です。まあ1/3法でいえば健全じゃないでしょうか、ヘシオドスさん?
ちなみにあとの時間はなにをしとんねん?となると、一つは旅行とご飯、一つはよっぱらい、一つは睡眠時間ですね。これらで5,000時間はありそうです。ということで仏法的にいえば(別に哲学的でもいいのですが)、まあ草食動物か環形動物なみですね。つまりうろついて食って〇して寝てみたいな。びろうな話でごめんなさい。
もちろんセルフ・エンプロイーですから週休2日制など鼻から考えておりませんので、お勤めの方の参考にはならないかもしれません。読書時間で1,020時間ですが、これは趣味の時間ですから、なんぼしても心と健康のためになれこそすれ、疲労の原因とはなりえません。ちなみに2022年の読書冊数は有象無象ひっくるめて196冊で、1冊当たりの読了時間は5.2時間です。けっこう高速になってきました。
まあこの年ですから、われわれの友人でもそうですが、週3日勤務がワークライフバランスでちょうどいいのではないでしょうか?日になおすと月13日勤務で時間は104時間となり、ちょうど私でええ感じだと思います。
去年は、コロナも弱毒化して、会社に来てもらったりWebでのお客様向けのセミナーを再開していきました。そのために時間も収入もセミナーのウェイトが高くなりました。まあ今後の私の役割を考えるといい傾向かなと思います。
そこから来期の時間の重点投下方針を立てました。
1 来期は経営コンサルティングチームの組織化、育成もあり一時的に工数を増加させる
2 コンサルティングの個別の関わりでは、社外役員の仕事が増加している
3 主として社内での顧客向けセミナーは増加させる
4 銀行さんなどでのセミナーは関係性維持と顧客開発のために現状程度継続する
5 ありがたいことに計画時点で日程はかなり詰まっている
6 遠隔地出張よりもほんとうは来所型がありがたい
具体的な時間配分は、仕事とセミナーでは月100時間を上限とするキャップ制を敷く(ぜいたくやなあと思われる方々もいらっしゃるかもしれませんが、総じて舞台に立つ芸人みたいなもので、脳みそとアドリブと緊張にかなりのエネルギーを使いますのでこれくらいで堪忍してください)。その中ではセミナーのウェイトが高まる。
仕事の時間の管理法として、重要性・緊急性マトリクスで4区分する方法がありますが、私のような生意気なことを言える立場では、重要性象限以外の仕事はしませんので、なすことは顧客支援とセミナー、読書とノウハウ開発、人材育成だけです。
来期は特に、思想学習の読書、コンサル部隊の人材育成と組織化に注力したいので、それらに対する投下時間は必然的に増やします。それで残念ながら総時間で3,286時間、直接時間(顧客支援とセミナー)で1,271時間と投下時間を増やしますが、これは一時的にやむを得ないと納得しております。
皆さん、私はこうした分析と思考を40年以上やってきました。そのおかげで一流の方から比べればささやかすぎるかもしれませんが、それなりの生産性を達成・維持できていると思っています。私のように時間を扱っておられる方はほとんど見かけませんが、このような思考と実践をされることを強くお勧めします。
皆さん、自分の時間を他人にゆだねたらあきまへんで。自分が自分の時間の主になりなはれや。自分の時間については、自分の価値にセルフィッシュになり、ディサイシヴになりなはれや。人生は邯鄲の夢でっせ。
とまあ、バカなお話はこれくらいにして、お墓参りに行ってきます。
会計事務所と経営コンサルティングの融合
御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所
ファウンダー 小笠原 でした。