在庫削減の進め方とポイントとは・・・(その2)
2013.01.22
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さて、在庫削減の話しの続きである。
在庫を整理して、在庫を量の多さからその重要性を
Aランク、Bランク、Cランクと3つに分けたら、
さて次はいよいよランク別に在庫管理の方法を決めることとなる。
在庫管理とは、在庫量の管理であり、それは発注によって決まるから
在庫管理とは、すなわち発注管理になる。
まずは、Aランクの発注管理方法である。
これは定期発注方式という方法による。
こころは綿密にやるということだ。
なにしろ在庫切れが起こってはならないからだ。
定期発注方式での毎回の注文数量は
次回注文入庫日迄の販売予測数-注文時点の在庫数-前回注文の入庫数+余裕在庫となる。
これの最たるもの、進んだやり方が『かんばん方式』である。
かんばん方式とは、使った分だけその日に仕入れるてな感じだから
在庫量は本当に少なくて済む。
だが、実施できる条件ともちろんきめ細かな管理が必要だ。
その適用条件とは、
日々平均して売れる、どこでも扱われている、毎日必要数の注文ができる、
毎日注文、毎日配達ができる、注文から入庫までの日数が短いということである。
そして、商品名、購入先、注文→入庫までの日数、
背番号、かんばん1枚当たりの数量、置き場所
を書いたかんばんを用意する。
かんばん枚数は
(注文→入庫までの日数+1)×1日あたり消費本数÷かんばん1枚あたりの本数
で計算して揃える。
最高の方法だからチャレンジできる人はチャレンジしてみてほしい。
次に、B・Cランクの発注管理だが、
これらのこころは手間を掛けないということだ。
Bランクでは発注点管理方式を用いる。
これは在庫がある量になれば一定量注文するという方法だ。
家でお米を買うやり方と同じだ。
発注点の在庫量は
注文→入荷までの日数×1日平均販売数+余裕在庫で決まる。
また発注量の決定は、注文コストと保管コストの見合いで適切な量を決める・
Cランクではダブルビン方式とよばれる方法を取る。
これはモノを2つ用意しておき、
一つを使い出したら、一つ発注するという方法だ。
ものを考えなくて済む。
大して場所も取らず、金かさが張らないものには打ってつけだ。
まずは、こうして発注管理の方式を確立することだ。
実際にこれを実施して、どの程度在庫が減るか、費用が減るかまず確認する。
さらなる在庫削減はその次となるのである。
コンサルティングに強い 経営エンジン研究所 税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。