御堂筋税理士法人創業者ブログ

「算数の好きな人、

手を挙げてくださーい!」

「・・・」

「ほとんどあがらんな」

「じゃ、もうけたお金の計算

好きな人?」

パラ、パラ、パラ パー

「それも苦手なん?

じゃ、お金もうけのこと

考えるのん、好きな人?」

パラパラパラ パー

「もお、ええわ」(笑)

「皆さん、毎月

コックピットを見てもらって

会議してくれてるわけやけど、

数字の見方が、みんな統一して

わかっておいてほしいので

今日、勉強しようというわけです。」

今日は、お休みにもかかわらず

管理者やそれ以外でも熱心な社員の方々が

多数出席してくれている。

お話の順番としては

1.月になんぼお金がかかるか。

   ↓

2.月になんぼ売上があればええか。

  (損益分岐点)

   ↓

3.月になんぼ売上をあげたいか。

  (目標売上)

   ↓

4.そのためには、どうすればよいか

   コックピットをみてわかるようになる。

である。

てなわけで

まず、ビジネスというゲームの

ルールをお話した。

「それは、(この会社の場合)

トラックと倉庫と人を

うまく使ってもうけることやな。

トラックと倉庫があり、人がいると

毎月、なんぼお金がかかる?」

みんな自分のところの

コックピット(カーナビ)をみて

各事業所の金額を確認した。

「これを固定費といいます。

この言葉覚えてや。」

「家族がいる人やったら

たとえば4人家族で、毎月暮らすのに、

最低25万円要るとしましょう。

するとお父さん、お母さんは

役割分担して、なんとか収入を

ふやそうとする。

そんな感じですね。」

「ということで、固定費は

1日あたりの金額でも覚えてね。

さあ、皆さんは、この固定費以上の

もうけを毎日、あげなあかんというわけ。」

「そのために、トラック、人を

上手にやりくりして働いてもらい

倉庫を遊ばせずにものを出し入れてし

保管してもらう。」

ということで、

まずわが社の売上、変動費の項目を

ひとつずつ、仕事の実態と内容にそくして

説明していった。

次に、わかってほしいのは

粗利益

この会社には多くの事業所がある。

それぞれによって事業の内容がことなる。

しごとのに内容によって

粗利益率が大きくちがうので

事業構成によって

トータルの粗利益率はちがう。

みんなに、各事業所の粗利益率を

確認してもらった。

「固定費と必要な粗利益

わかった?

そこに、目標の利益を足すと

目標の粗利益となる。

みんな、この数字覚えてや。」

ということで、

ここまでの話、わかってくれているか

参加者に、自分のところの数字を

確認していった。

みんなわかっている。すごい。

「次に、この粗利益をGetするためには

なんぼ売上が要るかや」

「同じ売上でも、もうけはちがうんやで。

たとえば、ものを運ぶ場合やけど

いちばんええのは、

自分ところで運ぶこと

これは、家族でしごとするようなものや

全部、自分らの身入りになる。

その次は、よその事業所に

仕事を振ることや。

これは、兄弟に仕事を回す感じ。

ファミリーとしては身入りになる。

最後に、傭車でこなす。

これは、となりのおっちゃんに

頼む感じで、

身入りは、口利き料だけになる。」

「倉庫でも、自社倉庫、借りた倉庫と

身入りがちがう。

こうしたちがいをしっかり見定めて

単に売上が全部でなんぼではなく

足りない粗利益を稼ぐには

具体的にどういう手を打てばよいか

打つ手を分類しておいて考えるのや」

というわけで

スクリーンにコックピットを映して

みんなに見方をお話した。

まず、コックピットの左半分やけど

これは、縦にみると

上;毎月の実績+予測

中;目標

下;去年の実績

という構成になっている。

それぞれは

売上

変動費

粗利益(率)

固定費

利益

とならんでいる。

次に、横にみると

項目→目標→毎月の実績→予測→

今月までの累計と月平均

目標と実績の差異

(これはなかったのでさっそく欄をつくる)

年間の予測と月平均

そして、目標と予測の差異

が示される。

そして、ある事業所を例にとって

説明していった。

「中ちゃんのところはやな

売上は?というと

だいたい目標をいっとるやんけ

すごいすごい!

ところがやな利益をみると・・・

これが大幅に未達成や、な」

「(みんな)うんうんうん」

「なんでかというと、

粗利益が予定より相当少ないな

売上の内訳をみると

自分ところで運んだのが少のうて

他事業所に運んでもろうたり、

傭車が多いんや

それに倉庫の売上も少ない。

これははっきりしてるなあ。」

「(みんな)うんうんうん」

「こんなふうにみるのやで。

それをこの会議にきてから

考え出すんやないで

それやったらなんぼでも時間がかかる。

事前に見て、

原因を確認し、対策を考えてくるのやで。」

というわけで、

会議での発表のしかたを実演した。

「ええと、先月の売上はこれこれで

利益はこれこれでした。

粗利益が、目標に対して、

これだけ足りませんでした。

その原因は

①これこれ

②あれこれ

③なんたら

でした。

それに対する対策ですが

①については、現在こういう手を

打っております。

それに加えて、こういう対策を

打っていきたいと考えております。

②については・・・

③については・・・

こんなふうに具体的な対策まで

含めて発表してほしいなあ。」

というわけで

休憩を入れて2時間弱

勉強をした。

みんなの様子をみていると

これ以上すると

脳みそからあふれるし

脳みそから火花が散るので

今日はこれまで。

社長から

「このコックピット、改めて見ると

すごい資料ですねえ!」

経理担当役員

「今日は腑に落ちました。」

みんな

「わかりやすかった」

(とのこと)

とにかく

わが社は従業員の幸せ実現をめざして

とても大きな目標を掲げている。

そのためには

まず幹部社員のみんなが

数字を読み解いて

それぞれが儲けてもらわないと。

というわけで

専務には、毎月の事業所面談で

しっかり今のような見方で

みんなと対策を具体検討する

コーチングをお願いした。

また、このようなかたちで

考え方を身につけ

会議での発表をしてもらい

そして、フォローを3ヶ月後に

することとした。

ここで私はお役御免

外に出ると、真夏を思わせる

日差しと日曜日の人たちの様子が

会議とは、とても対照的だった。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

税理士コンサルタント 小笠原 でした。


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