得意先のABC分析は業績倍増にはとても威力がある-コンサルと社内教育を兼ねて
2020.04.21
お客様の支援
小笠原です。
昨日、お客様の会議に
スカイプ参加しました。
そこで、とてもよい資料が
出てきました。
『得意先別販売状況』というものです。
たいへんよい資料だと感じました。
会議のメンバーにも
そのことをお伝えしてました。
最近、会議の資料から
業績をどのように分析して
高業績化を進めていくか
私なりの経験と知見を
まとめたところでしたので
(これはまたいずれお話ししますが)
そして、これをどう活かすか
自分なりの考えがありましたので
データを送ってもらうように
お願いしました。
早速それを加工しました。
加工自体は簡単なもので
いただいた
得意先別の粗利益の一覧表
について
粗利益別の順位に並べ替え
そして全体の粗利益に対する
各社の貢献割合%と
上位からの累積貢献割合%を
新たに示しました。
そして、そのデータから
よく使われる
ABC分析(パレート分析)の
表を作ったのです。
(まず加工した得意先粗利益順位表)
(次に作成したパレート図
エレガントなグラフとなった)
これだけの簡単な加工でも
かなりの洞察が得られるはずです。
さっそくに、先ほど
お客様にメールを差し上げました。
さらに、スタッフの教育のために
これを共有しておきました。
以下はチームズで送ったその内容です。
「〇〇社さんで
たいへんよい表が出てきました。
それを加工して、指導したものを
共有しておきます。
なお、制作者は、
元クボタのS顧問です。
これに基づき、
小生が表を引き取り、加工したものです。
眼目は、
ABC分析→すてる・伸ばす検討です。
この問題解決ステップは、
たいへんにファンダメンタルなもので、
コックピットからの
高業績化のための
資料分析展開においては
ベスト3に入るもので
得意先支援においては
価値あるものです。
ぜひ、使ってみてください。
できた、分析図も
大変にエレガントなものです。
なおパレート分析の
グラフの作成方法については
Web上の記事を参考にしてください。
具体的にはお教えします。
なお、このような表が
作成可能になったのも
基幹システム「アラジン」の
粗利益のアルゴリズムを徹底検証し、
システム利益≒経理月次決算利益
とし、差をほぼ0とできたためです。
参考までに、会社にお送りした
メールの全文を紹介しておきます。
『おはようございます。
昨日はありがとうございました。
さて、いただきました資料ですが、
添付のかたちで加工してみました。
よろしくご高覧ください。
3月単月の数字ではございますが、
ビジネスにおいては、
成果は偏在しており、
成果はほんの一部から生まれ、
活動の大半は成果を生んでいないという
P・ドラッカーの企業の現実仮説を、
わが社はそのまま示しています。
この偏り是正は、利益を倍増させる
もっとも手っ取り早いアプローチ法です。
具体的には、
1 よいところ、意外なチャンスを
もっと増やす、高める
2 ダメな所を再検討し、
是正する、やめる
3 かつ、依存構造を作らず分散させる
です。
幸い今のところ
依存=隷属構造はありません。
じっくり皆さんでご覧いただいたあと、
さて、お願いしたいことは
下記のとおりです。
1 これを、今後累計で作ってもらう
(現在でも2,3月は作れずはず)
2 各社別の現状そうなっている
原因・事由を1枚目の表の右欄にまとめる
3 2に基づき、今後の方針・対策を決定する
よろしくお願いします。
上記は次回の会議で
ご発表を期待しております。
「成果は常に集中による。
そのためには
まず成果の挙がっていないものを
廃棄することが重要である。」
(P・ドラッカー『経営者の条件』より)』」
ご賢明なる
読者諸姉兄におかれましては
すでに当たり前のことだと存じますが、
共有迄
会計事務所と
経営コンサルティングの融合
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
小笠原 でした。