御堂筋税理士法人創業者ブログ

経営者には哲学が必要だ。

でもそれだけでは、

うまいこといかんよなあ。

実感ではないだろうか。

そうです。

欲望渦巻く生身の人間を相手にして

ビジネスをしていくのですからねえ。

というわけで

現実的な視点も要る。

政治的というやつだ。

人によって、政治的人間、

哲学的人間がいる。

ちなみに私、かなり哲学的人間かも。

日本人てそういう人多いよなあ。

島国でもまれていないから。

ヨーロッパや中国などでは、

生き馬の目を抜く生き方が

必要だろう。

そんな考え方を勉強するのに

うってつけなのがマキャベリである。

マキャベリ?

聞いたことがおありかも…

マキャベリストなんて

言い方しますものねえ。

超現実主義者、冷徹

えげつないこというなあ。

でもあたっているってなとき

16世紀のイタリアは

小国分立ぐちゃぐちゃの時代だ。

その時代に

フィレンツェで奔走した男がいた。

それがマキャベリだ。

国王、法王、貴族、共和主義者たち、

こうした中で

人を観察し、洞察した。

おれも勉強しなきゃと、

紐といた一冊が『政略論』。

これがおもしろい。

お払い箱になって

自己実現の機会を失った

マキャベリが、

世を見返すために

渾身の力を込めて書いた一冊。

「何してるねんあんたら。

今を力強く政治しようとしたら

ローマ時代に学ばんかい!」

リウイウス『「ローマ史』を

最高の教科書に、彼は指南する。

マキャベリのいいところは

なんといってもその現実視線。

答えがOKならOK!

明確である。

これじゃ理想主義者や教会から

断罪されるはずだ、

まして幼稚な日本人からは。

では、例によってちょっとさわりをご紹介

■統治の形態には、

君主制、貴族制、共和制がある。

それぞれ問題点がある。

なにがいいのだろう。

それはよいところをうまくミックスすることだ。

⇒さて、この話わが社の経営にどう生かすか?

■「弱々しい国王」という意味は、

 戦いの駆け引きがうまくできない国王

 のことをさしている。

■自国民で編成された軍隊を

 もたない君主や共和国は、

 大いに非難されるべきである。

 ⇒営業をもたなければダメということ。

■国家が貧しくて

 貧弱な褒美しか出せないとしても、

 それでも賞を出すことを

 しぶってはならない。

 どんなにささやかな褒美だって、

 善行に対する表彰として

 与えられるなら、

 それを受けとる側にとっては、

 栄誉ある最大の贈りものとして

 重んぜられることであろう。

 ⇒いいねえ!

■人民にかって気ままの行動を

 とらせないように、

 あらかじめブレーキをかけておくことと、

 さらに、なにをしでかしたところで

 処罰されずにすむかもしれない、

 といった希望的観測を、

 人民に絶対にもたせないように

 しておかなければならない。

 ⇒ある一面をいう。リスクを冒す

 こととは別であることに注意

■人はけっして

 自分の心の奥底を

 さらけだしてはならないのであって、

 ありとあらゆる手段に訴えても

 自分の目的をかなえるように

 努力しなければならないものだ。

■一つの国家にあって

 何が最悪の罪かといえば、

 法律をつくっておきながら、

 その法律を守らないということの

 右に出るものはない。

 ⇒社長、気をつけてください。

■国力を増大するために

 用いた3つの方法

 ①相集まって同盟を結ぶ。

 ②他の国を同盟国とする。

 ③相手国を直接従属させる。

 ⇒さてわが社はどの方法?

■だれでも戦争をはじめようと思えば、

 いつでも好きなときに

 これをはじめることができるが、

 やめるときにはそうはいかない。

 だから、君主たるものは

 戦争をはじめるにあたって、

 自分の力をよく計算し、

 それに従ってもくろみを

 立てるべきである。つまり、

 自分の力を過信しすぎないように、

 よくよく心を配らねばならない。

■弱腰は絶対ダメ!

 理由

 ①敵の侮りと横柄

 ②周囲の見方

 ③味方の失笑

■人民というものは、

 支配者である諸君が

 自分たちからなにも奪い取ろうと

 するつもりがないとみてとれば、

 かえって諸君をたよりに

 するようになるものである。

 しかも、人民をより人間的に、

 いっそう親身にとりあつかって

 やればやるほど、

 彼らは自分たちの自由が

 おびやかされるという恐れを

 あなたがたに対していだかなくなる。

■人間がとりうるなによりも

 賢い態度の一つは、

 相手に対して脅かすような

 言辞を吐いたり、

 侮辱するようなことばを

 けっして口にしないように

 つつしむことである。

■人間というものは、

 自分の希望をどの線に

 止めておいたらよいかも

 わからないままに、

 失敗してしまうものである。

 そして自分の実力を

 冷静におしはかってみようともせず、

 底なしの望みのうえに期待をかけて、

 結局は破滅していまうのである。

■いつどんな幸運が

 どんなところから飛び込んでくるかも

 しれないという希望をもちつづけて、

 どんな運命にみまわれても、

 またどんな苦境に追いこまれても

 投げやりになってはならないのである。

■ティトゥス・リウィウスの歴史を読んで、

 そこからなんらかの利益を

 引き出そうと思えば、

 ローマ人民と元老院とがとった

 全行動のあり方を

 検討しつくさなければならないと思う。

 …軍司令官を戦争にさしむけるときには

 どのような権限を与えたかを

 知っておかなければならない。

 この場合、彼らは絶大な権限を

 与えられているのである。

 ⇒幹部には大きな権限を与えてや
れ!

■君主たる者は、

 部下をおびやかすような態度は、

 いっさいつつしまなければならない。

 君主は部下を愛撫し、

 安心立命の境地に置いて

 やらなければならない。

■計画の実行にあたって

 挫折してしまうのは、

 十分に計画を練っていないためと、

 勇気がたりないためにほかならない。

■共和国は君主国にくらべて

 はるかに繁栄し、

 かつ長期にわたって

 幸福を享受するしうることが

 理解できよう。

 なぜなら共和国では

 国内にいろいろな才能を

 そなえた人間が控えているので、

 時局がどのように推移しようと、

 これに対応していくことができるが、

 君主国のばあいは

 そうはいかないからである。

 ⇒ワンマン経営はあやういということだ。

■時代に合わせて行き方を

 変えることができない理由として

 二つあげられるだろう。

 第一に、生まれ持った性格には

 どうしても逆らうことができない。

 第二に、いったんある方法を

 用いて成功した人物に対し、

 こんどは別の方法を採用したほうが

 うまくいくと信じさせるのは

 至難のわざである。

 ⇒成功の落とし穴だな。

■哲学者のことばに、

 人が名声をあげるためには、

 手腕と弁舌がもっとも

 たいせつな道具である、とある。

■…すぐれた将軍は

 二重の称賛と名誉に値する。

 なぜなら、戦場に出て

 敵を粉砕するだけでなく、

 その前にすでに、

 軍隊に訓練を施し

 精鋭部隊にしたてあげるからである。

 ⇒とにかく訓練である!

■すぐれた指揮官は、

 なにをさしおいても、

 命令を受領し伝達する人物を

 任命しておかなければならない。

 ⇒企業でもまったくおなじ!

■人間はおもに愛と恐怖心

 によってかりたてられる。

 したがって、愛される者も、

 恐れられる者も、

 同じように人民を服従させる。

 いやむしろ多くのばあい、

 愛される者よりも、

 恐れられる者のほうに、

 人はついていき、服従する。

 そこで、力量のある人物で

 その力量が世の人の評判に

 なっているような指揮官であれば、

 手段については

 どちらを選んでもかまわない。

■マンリウス(ローマの執政官)は

 厳格な命令によって、

 ローマに軍事訓練を持続させた

 人々の一人に加わることになった。

 このことがマンリウスに可能であったのは、

 なによりも、彼の生まれ持った性格による。

 それに次いで、

 命令として心に決めたことは

 なんによらずかならず

 守らせようとした意気込みに基づく。

■君主が民衆に

 憎しみを買うのはなぜかというと、

 最大の原因は、

 民衆からなにかたいせつなものを

 とりあげてしまうことであろう。

 人は自分がたいせつにしている

 ものを奪われると、

 肝に銘じて忘れないものである。

■幸運に恵まれれば得意になり、

 逆境に沈めば

 意気消沈するという態度は、

 あなたがたの生活態度とか、

 受けてきた教育から

 生ずるものなのである。

 教育が浅薄であれば、

 あなたがたはそれに似てくる。

 教育がそれと逆の行き方であれば、

 あなたがたはちがった性質になる。

 また世の中のことがらについても、

 より深く知る人となり、

 調子のよいときも有頂天にならず、

 災難にあっても

 悲嘆にくれることにはならない。

 ⇒そうありたいものだ。

■すべての国家の基礎は

 りっぱな軍隊にあり、

 これなくして立派な法律も、

 他のよいことがらもありえない。

■軍隊はたえず

 訓練を受けていなくては

 立派なものにはなりえない…

■さてカミルス(創生期の王)は

 攻撃側のこうした憂慮すべき

 気分について耳にすると、

 みずから戦線におもむいて、

 城攻めの一人一人の兵士に

 ことばをかけ、

 兵士たちの頭から

 このような不安を一掃してしまった。

 とくに変わった命令ではなく、

 「各自はつね日ごろ、おぼえ、

 行ってきたとおりやれ」

 ということであった。

■指揮官は信頼のおける

 人物として尊敬されて

 いなければならない。

 それには、兵士たちに、

 彼が規律正しく、注意深く、

 しかも勇気のある

 人物であることを示し、

 地位にふさわしい名声を

 保っていくことが必要である。

 こういったことは、

 兵士たちの過失を処罰し、

 不必要に彼らを疲労させないようにし、

 厳格に約束を守り、

 勝つということがいかにたやすい

 ものであるかを兵士たちに見せてやり、

 また、予測される危険を

 兵士たちの目から隠したり、

 彼らにあらかじめ教えたり

 することによって、実現できる。

 これらのことをよく守ることが、

 指揮官に対する信頼感によって

 兵士たちをふるいたたせる

 最高の方法である。

 

 信頼感こそが、

 勝利への最大の保証である。

■つきあっている友達を見るほど、

 人物評価の的確な目やすはない。

 というのは、

 誠実な仲間とつきあっている者は、

 かならずその仲間と

 似かよってくるから、

 よい評判を得るのである。

■公共の福祉にそって、

 類例のない実績を

 みずから示すほど

 大きな名声をあげることは

 ほかにないのである。

 しかもこうした言動を示せば、

 この君主は度量が広いとか、

 物惜しみしないとか、

 正義感があるかと思われ、

 領民の間で

 ことわざやなにかの形で評判になる。

■いったい人間というものは、

 結果から事の成否を判断するもので、

 結果がまずければ、彼らに

 全責任をおしつけられることになる。

マキャベリはいう。

ことをなしとげるには、

運命(フォルトウナ)と

能力(ヴィルトゥ)が要る。

幸運には能力を活用し、

不運には能力で打開する。

人間は、

現実をしっかり見定め、

歴史に学び

それを現実に

応用していかなければならない。

経営者はまさ
にしかりである。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

税理士 小笠原 でした。


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