第4次産業革命
2017.10.12
ブログ
前回
『ロングテール』という本の紹介をした。
IT革命による
ビジネスの革新的変化についてである。
そのついでに現在の産業革命の
状況について考えてみたい。
現在、私たちは
200年ぶりの大規模な
産業革命の真っただ中にいる。
前回は
動力革命と移動手段革命による
社会と経済の変化であったが
今回は
IT革命と各科学知識の革命による
社会と経済の変化である。
IT革命ではお話したように
演算速度、通信速度、記憶容量の
3つの要素が
ムーアの法則によって
加速度的に進化、価格低下し
限りなく限界費用→0となってきた。
そしてアプリケーション技術も
AI、サーチ、動画、
オンデマンド・・・
どんどん進化している。
さらにブロックチェーンなどで
金融、社会分野での革命も
起こり出している。
科学の発達も加速している。
物理、化学、生物、
工学、数学、統計学などの分野で
ナノテク、新素材、ゲノム解明
ロボット、3Dプリンター、ビッグデータ
などの技術である。
こうしたことは
各産業のサプライチェーンの
また企業と消費者のパワー関係に
大きな変化をもたらしている。
消費者のパワー獲得は
情報の民主化が預かって力多い。
また勝者総取り(Winner takes all)
など寡占化の動きもある。
とくに経済が
実物経済(アトム経済)から
情報経済(ビット経済)の
シェアが高まり
新たなビジネスモデルが続出し
かつハイスピードで
企業間の競争と地位変化が
生じてきている。
その上に
中国などイマージングカントリーの
存在感がある。
グローバルな競争はますます加速している
メガ競争社会である。
さてこうした中で
われわれの経済社会は
これからどのように変化していくのか?
それは良き社会となるのか
あるいは困難な社会が現れるのか?
ものごとにはすべてと言っていいほど
明るい面と、負の面がある。
私たちは、今までもそうしてきたように
うまく対処して明るい状況を
創っていかなければならない。
『第四次産業革命』という本には
これから起こりうる
さまざまな利用技術が紹介されている。
チップの(体内などへの)埋め込み
デジタル・プレゼンス
ストレージ・コモディティ
ウエアラブル
視覚インターフェース
翻訳ソフト
IOT
ポケットスパコン
自動運転
インターネット住宅
スマートシティ
ビッグデータ活用
AI
ロボット
ビットコイン
フィンテック
3D製造業・臓器・消費財
デザイナー・ベイビー
また確実になくなる職業もある。
税金の申告はその第一位で
実現確率99.2%だ。
どうするわれわれ税理士は?
おもしろい時代が来そうだ。
会計事務所と
経営コンサルティングの融合
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
小笠原 でした。