御堂筋税理士法人創業者ブログ

『ビジョナリ―カンパニー2

飛躍の法則』


何年も前にロータスクラブの

藤堂さんという方から

奨められていた本である。

長く、積ん読していた本であったが

ようやく読み終えることができた。


結論から言うと

経営者と企業のあるべき姿を

わかりやすく示してくれる良書である。


この本は

アメリカの大企業の中で

長期間にわたって高業績を挙げてきた

11社を調査、ヒアリングして

共通の特徴をまとめたものである。


その特徴とは


1.個人としては謙虚で

  職業人としては意思の強い

  リーダーに導かれていたこと


2.まずふさわしい人材を集め

  ふさわしくない人はやめてもらい

  組織を固めたこと


3.厳しい現実を直視しつつ

  絶対に勝つという確信を

  もっていたこと


4.世界一になれる

  情熱をもって取り組める

  経済的原動力になる

  という3つの基準にあてはまる

  ニッチNo1の戦略を進めたこと


5.規律ある人材が集まっていたので

  規律の文化があり

  過剰な管理は不要であったこと


6.促進手段として

  適切な技術を適用したこと


7.起業し、ゆっくりと進め

  長い助走期間のあと飛躍が生まれ

  ものすごい回転で

  事業が発展していったこと


の7つである。

さて、そこから

わたしなりにその条件をまとめると


・サーバントリーダーシップ

・ふさわしい人材の採用

・ニッチOnly1戦略

・規律ある風土

・学習組織


の5つであろうか。


同じ著者による

前作のビジョナリ―カンパニーでは

永続する企業の特徴がテーマであった。


そこではその特徴として


1.偉大なリーダーやアイデア頼みではなく

  永続するしくみがあること


2.目的と利益、持続性と変化など

  両極のものを追求できること


3.基本的な価値観と目的を

  徹底させ、それを原則としていること

  (BHAG;社運を賭けた大胆な目標)


4.基本理念以外は

  大胆な変化をさせていくこと


が挙げられていた。


そして著者は

本作の後に前作が位置づけられる

ということを述べている。


どういうことかというと

本作は、創業企業から飛躍へ条件を

前作は、それが永続企業となる条件を

語っているということである。


そのとおりだろう。


大企業ではなくとも

われわれ中小企業においても

大いに原則とすべきことである。


わたし個人的にいうと

不十分で、できていないことが多く

耳の痛い話である。

『丘、未だ一をもよくせず。』

と孔子が、中庸で述懐した心境である。


いずれにせよこの本

大変学びになる内容であり

藤堂さん、ありがとう!


会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所


税理士コンサルタント 小笠原 でした。

経営者には広くお奨めしたい良書だ。





関連記事

Noimage 高業績企業づくり

粗利益異常の原因を探る

Noimage 高業績企業づくり

稲盛さんのアメーバ経営を読み直した。

Noimage 高業績企業づくり

人材こそ資源である〜人事理念の例を紹介します。

Noimage 高業績企業づくり

「社長、M&Aした会社の経営者向けに経営指針を作りましょうよ!」

Noimage 高業績企業づくり

すばらしい構想力とエネルギー

Noimage 高業績企業づくり

株式の承継について真剣な話し合い

Noimage 高業績企業づくり

『経営のコックピット』を使った会議の現場から

Noimage 高業績企業づくり

ようやく、製造業の経営改善のストーリーを執筆し始めました。