経営者大学院の構想
2009.07.04
ブログ
大阪のコンサルティング税理士 小笠原です。
今月の計画を立てていたら、ふと
経営者・管理者のフォロー講座の構想が
アイデアとして浮かんできました。
善は急げで、早速アイデアをコラボレーションできる方に
お電話でぶつけてみました。
そうすると、「わかりました。その方向で」
というお返事をいただきました。
できる人は、判断と決定がはやい!
そこで企画したのが下の提案書です。
ここに今の私の経営と経営者育成の実践テーマについての
考え方が集約されていますので
ぜひご覧いただければうれしいです。
意識の覚醒された経営者・管理者の方々へ
後継者経営者/管理者 合同 『マネジメント大学院(MBM)』のご案内
拝啓、いつもお世話になりありがとうございます。さて表題の件、わたしが日々取り組んでいる活動の成果に基づき、「成果のあがる課題に専心できる」経営者・管理者を育成する超実践型プログラムを考えました。
ぜひ皆さんといっしょに取り組みたいと思います。業容多難の折とは存じますが、そういうときこそ、「小手先の行動では何の効果もない、根本的取り組みに勇気をふるって時間とお金をかける先にしか成果はない!」ことを銘記され、万障お繰り合わせのうえご参加ください。論語に、「子いわく、遠き慮りなければ、必ず近く危し」。
内容
第1回
テーマ~成果のあがる課題と活動計画を設計する【論理思考】
内容~求められる成果を出すための必要十分な活動・手順を考える。
第2回
テーマ~目標管理シートを使った確実な実行管理【論理思考】
内容~自分の思考ツールとして目標管理シートを書く。相手にわかる成
果・活動報告の話し方をクリニック。
第3回
テーマ~目標管理シートを使った部下指導【コーチング】
内容~目標管理シートを使った効果的な部下面接のしかたをロープレにより
体験し会得する。
第4回
テーマ~営業マンの活動をデザインする【論理思考】
内容~成果・活動デザイン表を使った、わが社の一人前の営業マンの成果
と必要な活動、必要なスキルをたな卸しする。
第5回
テーマ~営業ミーティングを設計する【マネジメント】
内容~先行売上管理できる営業ミーティングの必要な資料・進め方を設計
する。
第6回
テーマ~達成会議を設計する【マネジメント】
内容~目標達成のため、未来予測・原因究明・活動把握し、具体的次の一
手を決められる会議の必要資料・進め方
第7回
テーマ~達成会議を「成果>コスト」にする方法【ファシリテーション】
内容~エネルギーと使って聴き・観察し・適切な質問により目標や現状や課
題を明確化し決意とやる気を引き出す。
第8回
テーマ~採算意識と資金感覚を磨く【数字力】
内容~もうけの構造図、もうけの方程式、お金の構造図、お金の残る原則を
再確認し、My具体策を言えるようになる。
第9回
テーマ~成果の出るしごとに取り組めるようにする【時間管理】
内容~あなたのしごとをたな卸しし、時間の使い方の実態を把握し考える。
第10回
テーマ~私の時間管理法を設計する【時間管理】
内容~実際のわたしの業務時間実績を見ながら、時間の使い方・確保のし
かた・管理のしかたを設計する。
第11回
テーマ~アイデアがいっぱい出る会議のしかた【創造的思考】
内容~ワイワイガヤガヤの中で、創造促進ツールを使ってアイデアをいっぱ
い出し、ふくらませる。
第12回
テーマ~ものの見方・考え方を学び・目標設定する【ものの見方・考え方】
内容~あなたの人生をふり返り、使命を考える。自分を高める具体的方法
を学び、目標設定する。
番外
テーマ~ものの見方・考え方の実践報告と卒業式【ものの見方・考え方】
内容~修養の取組み報告をし、フィードバックを受ける。そして卒業式
大学院清規
一、経営とは、経世済民を志し、雇用を高め、心を高めることである。
一、経営者は、時間意識を高め自己の本来業務に徹しなければならない。
一、経営者は、業務とは異なる経営の技能を身につけなければならない。
一、経営者は、独りを慎み身を修め、周囲を感化しなければならない。
一、経営者は、リーダーシップ企業を作るための思考と活動を展開しなけ
ればならない。
※1;経営者の本来業務とは次の10の仕事をいいます。
1.経営計画を立てる。
2.経営管理のしくみを整備する。
3.計画の実行を管理する。
4.重要な顧客との関係性を維持する。
5.顧客と部下の話を聴く。
6.経営課題について考え抜く。
7.チェックマンの役割を果たす。
8.必要な意思決定をする。
9.価値観と経営について学ぶ。
10.幹部人材を育成する。
※2;経営者が身につけるべき7つの技能
1.専門知識
2.思考力(論理思考、創造的思考)
3.コミュニケーション力(コーチング、ファシリテーション)
4.状況対応リーダーシップ
5.数字力(財務数値感覚、推定力)
6.マネジメント(計画と管理、時間管理)
7.ものの見方・考え方
※3;リーダーシップ企業を作るための考え方(お客さまから指名買いされる
会社の条件)
1.経営とは、経営計画であり、経営計画とは策定と実行管理のプロセスを
いう。
2.健全な組織の条件は、経営者が経営の理念を持ち、それを従業員と共
有することである。
3.経営の理念は、経営者の使命(生まれてきた意味、命の使い方)を明ら
かにすることで得られる。
4.「明るく楽しく業績に厳しい」風土を作ることがリーダーシップ企業になる
条件である。
5.人は情けの袖に住む。
6.リーダーシップには仕事の達人と心くばりの両面がある。
7.経営者は、全体を見る目、分析をする目、流れを見る目、先を見る目の
4つの視点を持つこと。
8.常にお客様、従業員、仕入先の話を傾聴する。経営者の仕事は情報収
集して判断することだから。
9.過去と他人は管理できない、管理できるのは未来と自分だけである。
10.数字とことばにできないことは実現しない。
11.何に取り組むかと同じくらい、どのように進めるかは大事である。
12.敵は自分である。自分に克つためには、他人からのフィードバックが大
切である。
13.失敗しなければ、成功しない。
14.出を制して、入りを計る。財もとって入る者は、財もとって出ず。利は基
にあり。金にきれいでいる。
15.算数での経営の目的は、「儲けてお金を残すこと」。その管理ポイントは
1人当りの粗利を高めること。
16.中小企業では、社長以外にチェックマンはいない。
17.情報やデータは正しい判断の不可欠要素であり、その整備は重要であ
る。
18.成果の90%は、10%の活動から生まれており、活動の90%は、ほと
んど成果を生んでいない。
19.成果を生むポイントは時間の使い方にある。
20.成果を生むには、成果と活動プロセスを設計し、必要活動量と活動の
質を決めなければならない。
21.リーダーシップ企業を作るためには、わが社に対する顧客の期待から
業務プロセスの質を高める。
22.目標達成には、人材とお金の先行投資が必要、正しいと判断できれば
勇気をもってリスクテイクする。
23.現在あるものは必ず陳腐化する。それに備えて常に顧客・製品サービ
ス・人材を開発する。
24.人材を育てることは、常に経営の中核的課題である。
コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原でした。