若き経営者・後継者に贈る『経営者の持つべき心構え14ヶ条』
2013.07.29
ブログ
よき経営者になって、いい会社を創りたい!
社員に幸せになってもらいたい!しっかり利益を出したい!
経営者の願いですよね。
ドラッカーは、「よき経営者が経営したときだけ業績が挙がる」と言っています。
では、よき経営者になるために持つべき考え方、行動基準とはなになのでしょう。
少し、時間があったので、
自分なりに、私が今まで学んだ思想家からいただいて
大切にしている考え方をまとめてみました。
皆さんのご参考になればうれしいです。
では私が考える『経営者の心構え14ヶ条』です。
1.情報を集める。
‐ お客様と社員に聴く。
‐ 世間、他人を観察する。
‐ そのために傾聴力と質問力を磨く。
‐ 情報をサーチする、集める、聴きに行く、見に行く。
2.目的を問うクセを身につける。
‐ ものごとは目的が大切だ。
‐ そこをまちがっていたら、正しい答え、行動は出てこない。
3.顧客の立場で考えるクセを身につける。
‐ 自分がお客さんだったらどう感じるか?が自動的に出るようにする。
‐ 5分間顧客の立場で考えてみる。
‐ マーケティング・マインドのキモのひとつだろう。
4.数字に強くなる。
‐ なんといってもビジネスは数字で評価される。
‐ 決算書、採算意識、資金感覚、ファイナンス、経営情報、内部管理である。
5.すじ道立てた考え方ができるようになる。
‐ 全体像、仮説づくり
‐ 比べる、傾向と変化をみる、予測する、細分化してみる、活動と成果の関係を考える
‐ 問題解決・意思決定の手順を覚える。
6.PDCAを習慣化する。
‐ ものごとの進め方の基本を習慣化する。
‐ マネジメントは、内容と同じくらい成果には重要な要素である。
7.仮説と検証を繰り返す。
‐ 凡人のアイデアでは、成功は100に三つ
‐ 思考錯誤だけがビジネスを成功に結びつける。
‐ ビジネスでは、できるまでやりつづける。
8.時間管理を習慣化して、大事なことに取り組めるようになる。
‐ あなたのもっとも制約される資源は時間である。
‐ ビジネスマンにとって時間を記録・管理するのは当然の責務である。
‐ 時間管理の目的は、不要なことをやめて、重要なことに取り組めるようにすることである。
9.使命感をもつ。
‐ 企業は『命をはぐくむ栄養源』であるとの自覚。
‐ なんのために事業をしているかに対する正しい答えは、
人生の意義を知ることから始まる。
それは、受生の恩を、世の中へのお役立ちで返すことである。
10.『環境は私が創っている』を心底わかる。
‐ 他人のあなたに対する態度は、あなたの態度の反映である。
‐ 「原因」と「結果」の法則を腑に落とす。
‐ 他人の態度は、フィードバックである。
‐ フィードバックがもっとも効果的な自己成長のツールである。
11.修養をし続ける。
‐ 『大学』の真髄、「修己治人」を肝に銘ずる。
‐ リーダーシップの真髄は、『無声指揮』である。
‐ 言動が人を従わせる。
‐ 修養とは、読書と慎独(ことばと行動を慎む)の訓練。
‐ 目標は、明るく元気で真剣な風土づくり
12.師と友を持つ。
‐ 教えを実態化するには、人間にはだれでも師が必要である。
‐ 友人は、考えをぶつけて、フィードバックをもらうために不可欠だ。
13.ネットワークを広げる。
‐ なんといってもビジネスは、知己の質と数。
‐ これまで体験したこと、知り合った人は、すべて財産となる。
14.人を育てる。
‐ 人が育てば、事業は伸びる。
‐ 儲かる前に、人を育てる決意!
‐ 人材育成の前に、人材採用マーケティング
‐ 人を育てるのが仕事である。
いかがでしょうか。
これをさらに集約すると6つの基本指針にまとめられます。
Ⅰ.広く情報を取る。
Ⅱ.正しく考える。
Ⅲ.PDCAを習慣化する。
Ⅳ.自己を高める。
Ⅴ.ネットワークを広げる。
Ⅵ.人を育てる。
そして、これを支える、内在性向があります。
いわく、伸びる人の4つの性向です。
1.すなお
2.探究心
3.熱意
4.至誠
いかがでしょうか?
参考にしていただければとてもうれしいです。
コンサルティングに強い御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。