御堂筋税理士法人創業者ブログ

運送会社の幹部会議に
出席させていただいた。
経営計画、目標管理、
コックピットのチェックのためである。

経営計画では、
人財育成が重点取組み課題とある。
いわく、経営者感覚を持つ
幹部、リーダーの育成である。
そのためには幹部が
マネジメント・スキルをもつことが大事だ。

「具体的にどうしたらいいですかね?」
とは社長の質問である。
「やっぱり、ビジネスの思考力と
数字力が大事やね。」

数字力とは、
何でもお金に置き換えて
考えられることだ。

たとえば、拠点の所長の
共通の目標管理項目に
コストの見直しとある。

具体的になにをすることか?
それがはっきりとしていない。
たとえば、燃料費のコストダウンだ。
何をしてコストダウンするのか?
訊いてみると、
「アイドリングをなくすことです。」
「高速と下道の選択です。」
との答えである。

「へぇー、なるほどね。
今、大型で平均の燃費ってどれくらいなん?」
「うーんと、3キロですかね?」
「それを、どう改善したいのん?」
「3.5キロになればいいですね。
でも、まずは0.1キロ改善したいです。」

さて、数字につよくなるとは
ここからである。
「0.1キロ改善してくれたら
どれくらいコストが減るの?」

参加しているメンバーたちが
あれこれ考えだした。
しばらく見ていたが、
答えが出ないようだったので
助け舟を出した。

大型トラック一台で
1ヶ月に8,000キロ走るらしい。
そこで燃費が3.0キロから
3.1キロに改善できたら
いくら燃料代が減るか?
これが、ものごとを
お金で考えるという習慣である。

皆さんならどう計算されますか?
私の計算はこうである。
現状の燃料を使う量
8,000キロ÷3.0=2,667リットル
燃費が0.1キロよくなったら
8,000キロ÷3.1=2,581リットル
だから
2,667-2,581=86リットルの節約だ。
軽油がリッター115円だから
1ヶ月 9,890円つまり
約1万円の節約、
年間12万円の節約というわけである。
会社全体でいくと
なんと年間1,000万円のコスト削減である。

さすがに社長はじめ、全員うなった。
「年間1000万円かあぁ・・・」

「どうや、〇〇君、
運転士さんに、単に0.1キロ改善せい
というのと、
0.1キロ改善できたら
月に1万円、年に12万円
軽油代が減るねんで」
っていうのと
どっちがインパクトがある?」
「そりゃ、お金でいう方が
強烈ですわ。」

「そやなあ、どっちが実現できそうや?」
「そりゃ、お金でいう方です。」

「そやな、そのためには
どんなものさしが要る?」
「そりゃ、燃費です。」

「そや、燃費を毎月計算して
壁に貼りだそうや。」

とこういうわけである。
数字に強くなるには
やることをお金の効果で考えることだ。
お金の効果で議論し、話すことだ。」

だから、ビジネスの思考のしかたと
お金で考えることは
「幹部会議とその場での訓練で
鍛えていけばどうですか?社長!」
とアドバイスさせていただいた。

深くうなずいてくださった。
私としては、
ビジネスの思考のしかたと
お金で考える訓練を
会議のあと2時間くらい
していきたいと思っている。

コンサルティングに強い
御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。


関連記事

Noimage ブログ

営業管理者のマネジメント研修

Noimage ブログ

サービス・マーケティングのまとめをプレゼントしますとメールを差し上げたら・・・

Noimage ブログ

ただ一人残っている叔父に会いに行って…

Noimage ブログ

若い社員たちで会社の方向性を考えてもらう

Noimage ブログ

やっとギリシャの哲学史をまとめることができました。

Noimage ブログ

経費を削減する?経費率を減らす?

Noimage ブログ

今月のドラッカー講座はいよいよマネジメントの中身に入ります。

Noimage ブログ

営業所長さんの気質のちがい