御堂筋税理士法人創業者ブログ

今月のドラッカーの勉強会のテーマは
組織の組み立て方についてである。

あらためて、『マネジメント』のその部分を読み返してみた。
メインの対象読者は大企業であろう。

だから、中小企業の社長や幹部にとって、
自分の問題として読めるところは限られている。

中小企業の社長にとっての聴きどころは、
ひとつは組織を組み立てる折の基本原則を学ぶことである。
二つには、小企業から中企業に成長する折の考え方である。

なかでも前者は、小さな企業にでも当てはまるから大事だ。
あらためてそう考えながら読むと、とても参考になる個所が多い。

まず、わが社のビジネスで、
どのような機能が重要か、したがってどの分野での意思決定が重要か
ということをよく考えることだ。

重要な決定は、社長または右腕・左腕が考えなければならない。
当たり前のことだが、けっこうエアポケットになってないか?
再度、立ち止まって考えることをお奨めする。

先だっても、ある会社でふと気づいてアドバイスしたことがある。
その会社は商社である。
商社で大事なことは、販売と仕入れだ。
ところがうかつなことに、そのだいじな仕入機能を統括している役員がいないのだ。
現場まかせ、営業マンまかせ、在庫担当まかせとなっているのだ。

その話をしたところ、そのとおりだとの反応である。
このマネジメントをしっかりしたら、数千万円以上もの利益機会があるはずだ。
アドバイス不足で申し訳ない気がした。
はじめにそうした組織分析はしておかねばならぬとあらためて反省した。

次に、部門ごとのしごとの関係の分析である。
相互の仕事の流れ、インプット、アウトプット、貢献・負うところをよく考えて
お互いにスムーズで協力的な関係を設計することだ。

この意志決定レベルと関係の検討が大事だと腑に落ちた。

さて、組織の原則について
われわれ中小企業の社長は、無知なのではないだろうか。
組織図(もしあればの話だが)を見て時としてそう思う。

この組織の原則をわれわれに教えてくれたのは
アンリ・ファヨールというフランス人の経営研究者であった。
最後にファヨールの管理原則を皆さんにご紹介しておきたいと思う。
それは、社長なら知っておきたいたしなみだからだ。

中小企業の組織をきちんとして、
社員が働きやすく、業績を挙げる基礎とするための8ヶ条

1.分業に基づく役割分担→職務分掌
   販売・製造・資金・会計・保全(設備・人事)・管理
2.規律を明確にし、組織階層を定め、秩序を作る。
  (集権化)
3.部門管理者に権限と責任を与える→職務権限規程を作る
4.命令と指揮の一元化・・・命令を受けと報告するスはただ一人
5.創意の尊重・・・計画と実行、目標管理
6.個人利益の全体利益への従属と調和を図る
7.公正な扱いと公正な従業員報酬
8.従業員の安定とそれに向けた従業員の訓練

ポイントは、守備範囲の明確化と尊重と連携、
それに縦の命令と報告のラインを一本で明確化することだ
いかがだろうか?

コンサルティングに強い 経営エンジン研究所 税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。

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