御堂筋税理士法人創業者ブログ

さて、夕方の便でベルリンからザルツブルグへ入る。
(この夕方移動は一日を無駄にせずにいいなあ)

田舎の空港で、のんびり出てきたら
タクシーが一台もいない。

待っていたらもうお一人
後ろで待っていらっしゃったご婦人から
「どこのホテル?」と訊ねられる。
「いっしょだったら同乗させてもらおうと思いまして・・・」
そんな偶然はないだろうと思っていると
やっとやや大きい目のタクシーが来た。

するとそのご婦人
運転手さんに直接交渉。
どうも同じ方向のようである。
こちらはどっちでもよい。

先についたのは彼女のホテル
運転手が5ユーロをもらって私たちに見せた。
さてついた私たちのホテル
料金はなんと15ユーロちょうど

これはすごい
われわれ二人の分が10ユーロ
合理的で説得力がある値段のシェアである。
運転手さんも私たちも、なんとなくすっきりした気分になる。

さて問題はそのあと起こった
わたしがメールで予約したこのホテルは
実は去年も泊った個人経営のホテル
ご主人ご夫婦の人柄がよかったので
少し音楽祭の会場からは遠いが
今年も結局ここにしたのである。

重たい荷物をよっこらしょと持ちあげて
階段を数段上り、
レセプションの女の子に
ご主人からのE-メールの返事を見せる。
「お名前は?OK!でも名前がないなあ」
もじょもじょパソコンの画面を見ていた彼女の顔が曇る・・・

わたしになんとなく不安がよぎる。
「まずいなあ、これブッキングされてへんのとちがうかあ?」
不安適中!

彼女はご主人に電話して、あれこれ相談
そしてメールの内容を読み上げている。
そこにははっきりと、「ご予約すでに承りました」
となっているので文句なくこちらが正しい。

数分後、彼が来て
さっそく知り合いにあちこち電話をして
ホテルの空き状況を確認している。
このトップシーズンの終末である。
なかなか見つからない。

わたしはなんとかしてもらわなければと思っているし
彼の人柄から、そんな無責任なことはしない人だと信じている。

つかつかと彼が、私たちのところに来て
「ほんとうに申し訳ない、
今日一泊は近所のホテルで予約できたのですが
あとは、いろいろ当たるから
明日の朝まで待ってほしい」とのこと

わたしは、
「それはしかたないが、あちこち荷物をもって
移動するのはいやだ。」と主張した。

「それはよくわかる・・・」
と彼はいって、はっと
「ひとつ案がある、いっしょに奥さんと来てくれないか」
とわたしたちを促した。

裏口からどこへいくのかと思ったら
ガレージの鍵を開けてさらに奥へ
そこには、なんかひとつプール付きの遊びの部屋があった。
「ここはどうだろう?・・・わたしの遊び部屋だが・・・
それにプール付き、ただし温度は21度しかないが・・・」

P1150092

外見は、一瞬ええっと思ったがトイレもシャワーもある。
彼が日常の勤務の合間にふとリラックスする場所なのだろう。

「お値段は半分にしておきますから」
とご主人。
わたしはけっこう気に入った。
第一、こんな機会はめったにない。

家内にどうやときいたら
困った顔をして、
「いやや」という。
「でも、この先満足いくホテルが取れるかわからんで」
と説得し

結局、彼女がためらう理由の
セーフティボックスのほか、えもん掛けなどを
用意してもらうということでOKした。
ご主人はこころからほっとした様子で
文字通り胸をなでおろしていた。

それにしても
あらためてお部屋を見ると
オール電化で全自動、
広いお部屋にプール、屋外のデッキチェアなど
その気になればけっこうリラックスできるだろう。
置いてある本、CDも、彼の趣味と知性を感じさせる。

P1150093

こんなお宿の経営だが
そこそこええ暮らししたはるのやなあと感じいる。
けっこうほかにもお商売をしておられるのだろうか。

テレビはないが、家内に言わせると
どうせ見ないから問題ないという。

鍵の掛けかたなど、念入りに説明を受けて
近くにあるタイ料理のレストランに
おそい目の食事にいった。

帰ってきたら
アメニティとお詫びの果物が置かれていた。
やはりきちんとした方であった。

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。

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