御堂筋税理士法人創業者ブログ

私が取っている新聞は日経新聞だ。

そして、私は、それを

裏面から読む派の一人である。

理由は、「私の履歴書」 の

ファンだからだ。

先月はインドの

タタグループの会長さんの物語だった。

率直でめっちゃ楽しかった。

今月は 森本公誠さんである。

だれや、それ?

森本さんは

東大寺の別当を

務められた方だという。

そういえばお聞きしたことがある名だな?

でもよくは存じない。

ということで

月替わりのお楽しみメニュー

7月の財閥の総帥のあとは

今月は宗教家の方である。

その森本師の語り口

今日の出だし

とてもいい感じだなあ。

私は知らなかったが

なんでも東大寺は

全国の国分寺の僧を育てる

総合大学のようなところらしい。

森本師も

そうした風土の中で

なんとエジプトに留学し

イスラム教を研究し

その比較から

仏教とはなにかを研究された

経歴をお持ちの方だとおっしゃる。

ちょっと興味を惹かれた。

師はおっしゃる

「僧侶の役割はなにかと考えると

それは心に悩みを抱えた人に

できるだけ寄り添うことにある。

寄り添い方は様々であり、

『祈り』はその究極の形であろう。

東大寺は、

国家や国民のために

祈ることを本務としてきた。

今は政教分離の考え方が

障壁となり、

意義は薄れたかに見えるが、

少子高齢化、

功罪が問われるネット社会、

グローバル化による価値観の一元化、

国益の名による国家間の確執、

国家を横断する過激思想の跋扈(ばっこ)等々、

複雑多様な世界を見れば、

『宗教』が果たすべき

現代的な役割もあるはずだ。」と。

まさに「祈り」とは

ひとつの重要な言葉だなあ。

私のような不真面目な人間には

程遠い概念だったが。

だが、折に触れ

人間の祈る姿を

背後から拝見する折

なんともいえぬ

高貴な精神に触れる思いがする。

あるカウンセラーから

「最後は祈るだけだ」と

御聞きしたことがある。

仏の名を唱えるのも祈り

坂村真民さんは

「念ずれば花開く」と詠われた。

祈りと念ずるのは少し違うかもしれないが

人の幸せをそれでも祈るというのは

第一次の正義・価値である

愛のあかしではではないだろうか?

四国にお参りして

多少はそんなことも感じた最近なので

なぜか森本師のお言葉には

感じるところがあった。

そして

師が履歴書をつづられることが

私たちに、

宗教とは何かを

再度考えるヒントになれば

よいとおっしゃる。

これから触れることになろう

丁寧な文章を

楽しみにしているしだいだ。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所

大阪 税理士 小笠原 でした。


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