事務所内のミニ勉強会
2008.01.16
ブログ
大阪の税理士 小笠原 です。
今日は早朝から、事務所で事業承継に関する知識の
自主勉強会をしました。
これは事務所の経営計画のプロジェクトで
事業承継サービスのノウハウ開発と受注活動
の一環の活動なのです。
勉強会といっても私と松本の二人だけ。
河原に言わせると、
「小笠原の手前勝手な知識欲に付き合うお人よし?は
松本しかいない」とは、事務所内のヒソヒソ話らしい。
テーマは尾埜合同法律事務所との次回の勉強会にむけての
会社分割の税務の取扱いと、
実際は、気の合わない兄弟がいた場合に
親父の事業を、いかにして税金がかからずに、きれいに分割するか
の方法を編み出すかの検討なのです。
まず私たちのお客さんである中小企業で
会社分割という手法を使う場面としてどういうものがあるのかを考えました。
○事業を分社化する場合
○M&Aをする場合
○事業承継対策として会社をわける場合
たとえば後継者がいなくて番頭に経営をさせる場合や
上での兄弟での事業の分割など・・・
○非採算部門の切り離しなど、事業再生の場合
○自社株の評価をさげるための対策としての場合
こういったこと相談があった場合に
どういう効果的な対策を提案していけるか
その場合の効果、リスク、税金の関係、事務処理などを
それぞれマニュアル化、シートにまとめ
いつでも使えるようにしておこうというわけです。
いつも思うのですが、こういう機会になると
日ごろ思いつかないいろんなアイデアがでてきて
よくコンセプトが深まり、まとまるのです。
なぜでしょうか?私はきっと、それまでの間に
意識はしていないところで、そのことについてあれこれ
頭の中で、去来していることが、一気に表に出てくるからだと思うのです。
ですから、こうしたミーティングはとても価値のあるものだと思います。
今日も電子黒板に2枚分、アイデアがまとまりうれしくなりました。
松本は、宿題が出てきて、うれしいかどうかはわかりませんね。
会社法の会社分割の規定、手続きを追いかけ
税法に合致する税金のかからない、会社分割の条件を押さえ、
さらに、どうすれば合法的に税金がかからずに
ねらいのことを実現できるかを考えていくのが
もっともエキサイティングなところですねぇ。
みっちり3時間分厚い本を相手に格闘し
すっかり、頭がのぼせてしまいました。
税理士小笠原/河原事務所 小笠原 でした。