御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

朝目が覚めたら四時、眠れないので無理をせず
リビングに行って、本のページを開けました。
題名は安岡正篤先生の『易経講座』(致知出版社刊)です。
ほんの入門編ですが、やはり安岡先生の本はコクがあります。
わかりやすくて、しかも深い。
付箋も十数か所貼ってしまいました。
・天についての西洋と東洋の把握のしかたのちがい
・表音文字(アルファベット)と表意文字(漢字)のちがいと
 思考への影響のちがい
・易の構成要素である陽と陰
・自我的と没我的ということ
これらはすべて、2つの存在とその意義に通じるところがありますね。

その中で、易=かわるということ、循環変化していくことの
本質が示されます。
でもかわるということは、かわらないということがないと
かわるということもないのですね。
では、変えないものと、変えるべきものとはなにか
そんなことを考えさせられます。

さて、易はこのあと、おなじ安岡先生の
ちょっぴりむずかしく書いた
『易経入門』に入りますが、
これは、岩波の易経上下が来たら、
読み下し文を横に、じっくり学んで行こうと思います。

さて、ふと机の横にある積読(つんどく)在庫に目をやって
たまたま目に付いた本が
プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル』(嶺本典夫さん著)
プロジェクトマネジメントにPMBOKかぁ
ISOといっしょで無味乾燥だなぁ・・・
と思いつつページをぱらぱら
ところが、これが出だしからおもしろい
この人はよく勉強しておられますね。

マネジメントやら論理思考やらがうんざりさせられるのは
その考え方をそのままお出しするからですよね。

でもポイントは彼に言わせれば
この考え方、ものの決め方をどう使うかだというのです。
宮本武蔵の『五輪の書』の
「遠くのものを近くから見て、近くのものを遠くから見る」
それは自分の役割と全体の目的」との関係から
自らをみつめ、しごとを進めるということですね。

全体と個、これはドラッカー師が、問いかけた経営の課題です。
全体と個を意識した、自己存在だから
人・間であり自・分なのでしょう。
個がなければ全体はありえず、
全体がなければ個はありえない。
これも、安岡先生のお話に通じていておもしろいですね。

結局、いろいろな知識のもとには
共通のものとしてこうしたお話があるのでしょうね。

わたしのしごとが、お客様が繁栄していかれる
そのために経営者・管理者が成果を出す。
つまりマネジメントスキルを通じたマネジャーの育成
にあるので、こういった本も読んでおかなければと思うわけです。

コンサルティングに強い 税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。

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