来期の経営計画の必達に向けた工場改善のターゲット数値化
2011.06.13
ブログ
大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。
今日は朝から、工場の若手リーダーを中心とした勉強会
今日のゴールは、コックピットの完成と来期の予算の決定です。
経営のコックピットの完成をめざして
先月の数字を確認しながら、その利用可能性を検討していきました。
なぜこの数字になるか?いろいろお聴きしながら。
まだ入力している数字の根拠は完全ではありません。
それは去年の情報がないこと、まだ情報のもとがしっかりしていないからです。
そこでまずコックピットの数値を意味のあるものとし
7月から始まる新年度で、これらの経営数値を使って
経営検討と業績改善ができるようにするために
内容を徹底吟味することとしました。
数字の情報を大きく
・生産の数量モデル
・生産の金額モデル~総額、原単位
・経営のものさし
・参考指標
の4つにわけ、必要な数値を洗い出しました。
それをポストイットであらわし、もれがないか確認しました。
その上で、みなさんにパソコンをもってきてもらい
ただちにコックピットの修正にかかってもらいました。
経理の情報からひっぱってくる数字も多いので
ごごからは経理の方にきてもらって
経理処理のしかたのご相談もしました。
毎月のたな卸しの金額を入れてもらうこと
固定費の平準化などです。
社長の方からは
今期のMAXの生産実績で
12ヶ月を残業なしでできるように考えてほしいという指示があり
それを実現できるための
生産性の要件を考えてもらいました。
そのためには
材料歩留まり、チョコ停時間=稼働率、不良率の
良好な水準管理が必要であり
また一人一時間当たりの労働原単位管理
各工場一時間当たりの設備原単位管理(利益速度)の
チェックと管理が必要になってきます。
彼らの計算では、理論上社長の要望は
実現可能だとのことで
来期の皆さんの目標管理項目として
それらの改善活動をしっかりと組み込んでいただいているので
これから毎月の改善取組みによる進化が楽しみです。
後継者には
わが社の製品の全国シェアと
主要取引先ごとのインストアシェアの数値化を依頼しました。
これを基に来月からいよいよ
わが社のリーダーシップ企業化をさらに加速させていく取り組みに入ります。
コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。