御堂筋税理士法人創業者ブログ

人の巻 報徳の仕法

第八篇 国家盛衰の根元

・およそ国家を治める者は、悪賢い者を退けて、
 良民を愛育することを本務としなければならぬ。
 人道はもともと作為の道だからして、
 農夫が努めて雑草を取り除くように、
 悪民を除いて良民を養わなければ、
 良民は立ち行かない。
 良民が立ち行かなければ、
 一国一郷の衰廃は目に見えている。

・天下の経済は、公明正大でなければならない。
 大学に「国は利をもって利とせず、
 義をもって利とす。」とあるが、
 これこそ国家経済の格言というべきものだ。
 農業商業など一家の経済でも、
 決してこの趣旨を忘れてはならない。
 世間の富有者たるものは、
 これを心得ないですまされるものではない。

・論語に「重んずるところは民食葬祭」とあるように、
 最も重んずべきものは民の米びつなのだ。

 たとえばこの座にはえを集めようとするとき、
 いくら捕えてきても放しても、
 また追い集めても、決して集まるはずはない。

 ところがここに食物を置けば、
 気をくばらないでも(はえは)たちまち集まるし、
 追い払っても逃げ去らないことは目に見えている。

 だから論語に、政治の要は「食を足す」ことだとある。
 まことに重んずべきものは人民の米びつだ。

⇒そのとおりだ。要は『経済』なのだ。
   マズローの、欲求5段階説にもあるとおり、
   くらしが立ってこその道徳なのだ。
   「衣食足りて、礼節を知る」
  そこからいえる教訓は、
  経営者は、なにがなんでも
  一人当たりの粗利益を増やし、
  社員によいお給料を出すように
  努力しなければならないということだ。

   仁徳天皇いわく
  「民のかまどに煙は上がっているか?」
  クリントンの選挙参謀いわく
   「問題は経済なんだよ。お馬鹿さん。」

・百人一首に、
 「秋の田のかりほの庵のとまをあらみ 
 わが衣手は露にぬれつつ」
  (天智天皇)とある。

 ・・・「とまをあらみ」とは、
 まつりごとが粗くて行き届かないことを
  お嘆きになったのだ。
 ・・・「わが衣手は露にぬれつつ」とは
 わが教えが届かぬため、と、
 御あわれみの御涙で御袖をしぼりたまう
  という歌なのだ。
 ・・・藤原定家が百首(百人一首)
 の巻頭にこの御製をのせて、
 今日だれでも知っているところとなったのは、
 喜ばしいことだ。感拝するがよい。

・真の忠諫というものは、
  一たん君意にたがって退けられても、
 「正鵠を失すればこれをその身に求む。」(中庸)
 (矢が的をはずせば、
 自分のスタンスに原因を求めるの意味)
  という金言を手本として、
  君を不明といわず、
  わが忠心の至らなかったことを責める。
  そうして、ますます忠敬の念を起して、
  憤らず恨まずに慎んでいるものだ。
  そうすれば決して用いられぬことはない。

⇒部下、コンサルタントというもの
  上司、クライアントの過ちを
  見過ごしてはならない。
  諫言(いさめること)しなければならない。
  しかも、自分の誠が至っていないからだと
  自分に矢を向けなければならない。
  わが身に突き刺さる、
  心しなければならない言葉だ。

・遠い先のことを考える者は富み、
 近間のことばかり考える者は貧乏する。
 遠い先のことを考える者は、
 百年のちのために松・杉の苗でも植える。
 まして、春植えて秋みのるものなど
 当たり前のことだ。
 だから富有でいられる。

 ところが目先のことばかり考える者は、
 春植えて秋みのるものさえ、
 まわりくどいといって植えないで、
 ただ眼前の利益に迷って、
 まかずにとり、植えずに刈るようなこと
 ばかり目をつける。
 だから貧窮するのだ。

⇒人材育成、事業開発など
  まさしくそうだ。
  経営者は襟を正してほしい。

コンサルティングに強い御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。

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