サブプライムと貸し渋り
2008.02.01
ブログ
大阪の税理士 小笠原 です。
昨日、お客様とごいっしょに
経営の再建のための資金計画と銀行に対する交渉方法について
最終の詰めに、アドバイザーの会社におじゃましました。
仕事の方は、順調に相談も進み、
こういう方向で行こうという方針もはっきりしました。
ごいっしょした会社の方々も少し安心されたご様子でした。
話の中で、アドバイザー会社の社長さんが
お話しされていた内容で気になることがありました。
ある信用金庫で、今回のサブプライムローン問題で
運用資産に250億円の含み損が発生しているというのです。
そのために、その銀行が自己資本比率10%という
健全ラインを維持し、業務に差しさわりがないようにしようとすれば
貸出金を250億円減らさ(回収する)なければならないということです。
特に3月の決算に向けて、こうした心理が働くのではないでしょうか?
話としてはしごくまともな話で、そりゃその通りでしょうということです。
しかし、かつてのような貸し剥がし現象が再び起こる可能性があります。
ただでさえ、ちょっと景気が下降気味のところへ、
こうした資金面での追い討ちをかけられると大変厳しい事態が
起こるとも限りません。
さっそく、私たちのお客様においても、よく資金状況をチェックし
必要な情報をお伝えしなければならないなと思いました。
税理士小笠原/河原事務所 小笠原 でした。