御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪の税理士 小笠原 です。

基本的に毎月の最終日は、事務所の所内研修日です。
内部では、『終日研修』といっています。
いつ頃から、始まったのかなぁ?
でも事務所をし始めた、かなり初期からしていると思います。
ですから、もう10数年にはなるでしょう。

去年から、時間を2時間づつにわけて
4つのテーマを設けてしています。

ちなみに、今日のメニューは、
第1時限 経営支援サービス「ファシリテーションスキル」
 ロジャー・シュワルツという人の書いた『ファシリテーター完全教本』 という本をテキストに、ファシリテーターの考え方や基本的な言動を
 学びます。ちなみにこの本はファシリテーターの原理・原則について
 しっかりと書かれており、奥深いので良い本だと思っています。

第2時限 税務サービス「業務確認の改善」
 事務所の税務サービス(いわゆるあんたところを顧問にしたら、
 どんなサービスを提供してくれるの?という問いにこたえるための
 よりよいサービスの開発と社員の実践能力向上をめざしています。

第3時限 思想学習「大学」と、
                 読書課題の感想文意見交換「マーケティングの革新」
 中国の古典の「大学」の素読と解説をするのと、
 毎回わたしが「この本はよかった」と思う本を1冊づつ指定して読書
 し、感想文を書かせて発表させています。
 ちなみにマーケティングの革新は、マーケティングの先駆となった
 セオドア・レビットの名作、経営者ならまず基本の哲学を押さえておく
 必要があると思うのです。そういう意味で大好きな一冊です。

第4時限 税法ほかの研修
 今回は、アルスの柴口さんにお越しいただき、企業再生の手法や
 実際の案件についてのお話をお聞きすることにしました。

どれも大切なことですが、今日は業務確認についてご報告しておきます。

業務確認というのは、
私たちが、お客様から税務顧問のご契約をいただいた最初に、
その会社の業務や経理の内容を確認させていただき、
私たちが、これから仕事をさせていただくに際して、
よく会社の仕事の内容を分かっておくことと
併せて、会社の経理や内部管理のしかたが妥当でもれがないか
を確認させていただくものです。

これによって、私たちが会社の業務の内容や進め方がよく理解でき
①会社の業務、内部管理をよくする
②税務調査で、まちがいの指摘をなくし、調査がなくなるようにする
ようにしようと思っているのです。

業務確認をきちんとできれば、
・チェックの穴が少なくなり、業務のロス、ミスやひいては不正が防止できる
・その結果、粗利益率が上がったり、コストや時間が節約できる
・もうけのネタとなる資料が整理される
・あやふやだったルールや規定がしっかり整備できる。
・数字が早く、正しく出るようになる
・社長ご自身、経理の責任者が業務の再確認をできる
といった、効果や意味合いが出せるのではないかと思っているのです。

今日は、今までの私たちの業務確認のしかたを再検討し、
より効果的に、お客様に価値を見出していただけるように
進めていくには、どうしたらよいかをまとめていきました。

最終的には
お客様には、経理規程、勘定科目基準、経理スケデュール表、
各種規程類、書類の保存期限一覧表、業務フロー図、
その他重要書類をまとめた経理マニュアルが整備されるようにし、

私たちの事務所としては、必要な資料と今後仕事を進めていく上での
基本となるファイルができればよいのです。

そのために、業務確認を進めていく上での、チェックリストと手順書を
作っていき、OJTで事例を通じて、その効き目を確認していこうと
考えているのです。

会社の経理・内部管理の質が上がり、その結果もうけに貢献でき
また、税務調査がなくなればいいなぁと思っているのです。

それ以外の勉強の内容はまた順々にお話ししましょう。
今日はこれくらいにします。

税理士小笠原/河原事務所 小笠原 でした。


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