リーダーシップの勉強はやはりこれに尽きる!
2013.05.23
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去る火曜日の夕方
第2回目の『経営思想読書会』を事務所で開催した。
第2回目のテーマは、中国の古典『大学』であった。
いわゆる四書五経といわれる儒教哲学の1冊だ。
あらためて全文を唱和しながら
あまり深追いせずに
大意を追いかけて行った。
私が若いころは、専門の先生に
3日間かけて綿密にご講義いただいたものだ。
私には、そのような深い素養はないので
経営にかかわる初学者として感じるところをお話していった。
約2時間半で全体を共有し終えた。
わりとスムーズに行ったのではないかと思う。
参加者の皆さんのお顔を見ていても
それほどの疲労感はお見受けしないところから
まあまあご理解いただけたのかなと感じた。
そして、あらためて思った。
やはり、これは至高のリーダーの心構えと鍛錬の教科書だと。
これほどのリーダーシップの良書は
古今東西を通じて、他にはないだろう。
(もっとも私が知っている本なんて0.00000001%くらいだが)
大学の要諦は、しごく簡単である。
目標
天から与えられた人間のあり方を明確に自覚する。
それに基づきリーダーたるものはフォロワーを教化しなければならない。
リーダーはその境涯を維持し続けること
この3つである。
明確である。
そのための工夫
『修己治人』
つまり組織を導くためには、自分の人格を高めよ!である。
これも明確すぎる!
最短の定義であろう。
そしてなすべきことは
読書と言動のコントロールである。
(私の場合こんな簡単なのに、できない。
よほどバカなのですねぇ)
これだけである。
あとは実践である。
これを実践するのが価値観講座である。
だから価値観講座がなんたるかをわかろうとすれば
大学のお話をする必要があるのである。
参加いただいている本山先生も
「もう何千年も前に言い尽くしていますな。
私がしているセミナーも、
考えてみると、ここに説かれていることを踏まえているものだと思いました。
昨今の講義者があたかも自分がオリジナルのように考えたとして
セミナーや考え方のコンテンツを物惜しげするのもこざかしいですわ。」
とおっしゃるのも、いちいちうなずけることである。
さすが、リソース・オープン主義の先生の面目躍如である。
しかし、大学、やはりすごい!と唸ってしまう。
コンサルティングに強い御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。