御堂筋税理士法人創業者ブログ

小笠原です。

 

元日、日常業務としての

12月の日報を入力し終えたとき

 

…ん?

てことは、1年間の

働いた時間の集計ができるわけ?…

 

と思いついて、

2018年の労働時間の

集計をしてみました。

 

ものごとを俯瞰してみるというのは

何ごとにつけ、気づきがあるというもの。

 

あれこれ、エクセルとじゃれあい

写真のようなところまで

加工しました。

 

(縦に仕事の分類、横に月別の時間数と最後に合計と平均)

 

さて、これを見て何を感じるかですねえ。

前置きしておかなければならないのは

私の仕事は、陶器職人みたいなもので

on と off というものがないんですよね。

家におっても、なんらか仕事に

つながっているっていう感じ。

 

なので、総仕事時間は3,201h

月平均266hと

びっくりするような時間数

かもしれないですが、

ブラック企業で過労死という感じは

まったくありません。

まあ、好きでやっているわけです。

 

それでも時間数は

確実に減ってきました。

 

前年の2017年が、総時間 3,427h、

月平均286hでしたから

前年比、△20h、93.4%

私の収入も減ってきているので笑い泣き

それに比例しています。

 

1年間に人に与えられた時間は

24h×365日で、8,760hです。

わたしの仕事時間割合は36.5%。

仕事、睡眠、私生活の

時間三分法でいけば

こんなもんではないでしょうか?

 

さて、その中で

お客さんと関わったり

セミナーの講師をしたりする

私が、『直接時間』とよぶ、

直接収入に関わる時間は

1,377hで、全体の43%です。

なにしろ、プレイヤーですからねえ。

 

そのうち、お客様との取組みが

1,099hで、全体の34.3%、

セミナーの講師の時間が

278hで、全体の8.7%を占めます。

 

直接時間内での

お客様取組みとセミナー講師の

割合でみると、

79.8%と20.2%で

案外、セミナー講師が多いですが

まあこれくらいでいいでしょう。

 

特定のお客様との取組みで

極端に時間がかかったり、

反対に、サービス不足も

ないように思われます。

 

余談ですが、

われわれの大先輩の

大先生方の中には、

なんにもせんと、月に8万円とか

顧問料をもらっていた方も

いらっしゃったようで…

 

もとホステスで、

とある税理士の彼女だった

小料理屋の女将さんが、

思い出話として

語ってくれたところによると

 

その彼氏であるセンセイが

札束のつまった封筒を

いくつか取り出して

「好きなん、取り!」

と言うたとのこと。

 

なんとも、

そのエピソードの印象が強烈で、

記憶に残っています。

昭和40年代のおはなしです。

そんなことは、私の場合

まったく経験がない。チュー

 

話を元に戻してと。

 

次に、

『R&D時間』といっている時間。

R&Dとは、Reserch & Development

つまり研究開発時間のことです。

 

私の時間管理の話を

お聴きになられた方は

ご存知だと思いますが、

仕事の分類でいうと、

重要だが緊急ではない

『戦略業務』が主体となります。

 

私の場合は、

マネジメント、ノウハウ開発、

マーケティング、人材育成、

読書などの自己啓発の

時間がそれにあたります。

つまり、未来への準備ですね。

 

それが、年間1,671h、月に139h、

全時間に対する割合は52.2%です。

 

2017年は、

1,635hで、47.7%でしたから、

総体的にいうと

前年と同じくらいの時間ですが、

割合は、47.7%から、

4.5%上がりました。

 

中身を、多い順にみていくと

まず、読書が838h、全体の26.2%です。

この評価は、

のちほどしてみたいと思います。

 

次に、コンサルの内容や進め方、

セミナーの中身など、

ノウハウを考えたり、作ったりする時間。

これが、306hで、全体の6.6%となります。

月に25.5hかあ?

多いのか少ないのか悩ましいですねえ。

 

そのほか

経営計画100h 、マーケティング71h、

人材育成59hなどです。

 

このなかでは、人材育成!

月に5hとは、いかにも少なすぎる!

これは、ふまじめで、

メンバーの皆さんに

申し訳ないと思いました。

猛省です。

 

マネジメントもあまりしていません。チーン

まったく放し飼いというか…

今となっては、みんなが

マネジメントしてくれるので

親がでたらめだと、子がしっかりする

というパターンかもしれません。

 

一方、交際が160h、月に13h。

これも顧客開発や人脈維持に

つながりますので大事な時間です。

 

多いのか、少ないのか

これも悩ましいですねえ。

おそらく月に4回くらいです。

まあ、営業マンの方などに比べれば

少ないでしょうが…。

実際には、そのうえ

プライベートでも

飲んだくれていますからねえ…。

 

偉大な先人の方々、

たとえばわが業界でいうと、

日本創造経営協会の設立者

薄衣佐吉先生などは、

夕食後は就寝時刻まで

もっぱら読書と研究に

没頭しておられたといいます。

 

おそらく、その時間、

一日平均3~4時間として

最大1,000hくらいは

学びの時間に

差がでているかもしれません。

 

最後に、『間接時間』

というものがあります。

 

大方は、

メール処理などの事務処理と

スケジューリングです。

これが年間152h、月平均12.7hで、

全体に占める割合は4.7%です。

 

わたしは常々、こうした雑用は

全体の5%までにすればいいと

述べさせていただいているので、

想定範囲内だと思います。

 

ということで、このふり返りの結果を

2019年にどう生かすか、

それが、このふり返りの成果ですよね。

 

そこには、必然的に

矩規(くき=ものさし)が要ると思います。

 

森先生が教えてくださるところによると

「人生の半分は読書である。

そして残りの半分は学んだところを

実践でどう活かすかである。」

 

これを私なりに解釈すれば

時間三分法で

起きている時間が16h、

その半分が読書だ考えると

なんと!

一日8時間が読書時間となるはず。

 

しかし、日常生活においては、

食事や生理的行ないの時間、

また家族との時間もあります。

それらを仮に1日4時間としますと

起きている時間は12時間、

読書の時間はその半分だから、

6時間となるべしでしょう。

 

こういう計算でいっても

読書に必要な時間は、

年間でなんと2,190hとなります。

 

すごい!

去年の私の実績の2.6倍。

その差は、1日当り3.7h!

ちょうどさきにお話をした

薄衣佐吉先生の

夜の勉強時間分に相当します。

うまいことできてるわあ。びっくり

 

つまり、酒を断ちきれということですねえ。

おそろしい、ご託宣!

ああ、どないしよおガーン

 

実をいうと、私の読書目標、

月間3,000ページと設定しています。

 

私の読書スピードは、

思想書で30ページ/時間

経営書で50ページ/時間

疲労摩擦や注意散漫を加味しますと

目標のページ数を読むのには、

月に100hぐらい必要となります。

それでいくと、年間1,200hです。

 

つまり今よりも月30hは

多くとらねばならないことになるわけです。

ふたたび、どうしようびっくり

 

まあ今年も仕事を減らしてor減って

月に10hは捻出されるでしょう。

それにお酒をちょっと抑制して

月に24h捻出して、と

やったあ、これで30hをクリアーできるビックリマーク

 

それと、もうひとつ、

人材育成にかける時間、

=熱意?の少なさが問題でした。

月にたった5h、割合が1.8%とは

穴があったら入りたい。

 

まず、せめて10h、4%は充てよう。

それでもまだまだ少ないでしょうが、

受ける側の体制もあるし、

ちょっとずつ高めていこうと思います。

 

というわけで、

なかなかええ洞察ができたなあと

多少、気分をよくしたわけです。

 

ドラッカーさんに言わせると

「仕事の成果の出発点は、時間管理、

その入り口は時間の記録である」

とのことです。

つまり、時間の使い方が

あなたの人生と成果を決めまっせ!

というわけ。

 

しかし、わたしが知る限り、

時間を記録している人は

ほぼ皆無ですねえ。

 

私は若いときから、

ボスの指示で時間を集計してきました。

時間集計歴、38年。

おかげで、時間を記録することが

習慣として身につきました。

感謝しなければなりません。

 

ということで、

マネジメント教育で

重要なスキルのひとつとして

時間管理をお話している以上、

『紺屋の白袴』では済まぬゆえ、

多少の考察をしてみました。

何かのご参考になればと思います。

 

ちなみに私が使っている

エクセルのシートは

近々HPに載せるつもりです。

ご興味のある方はダウンロードしてください。

 

https://www.management-facilitation.com/download/list/

 

パー

 

経営コンサルティングと

会計事務所の融合

 

組織デザイン研究所&

御堂筋税理士法人

 

小笠原 でした。


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