御堂筋税理士法人創業者ブログ

一昨日、わたしの

サラリーマン時代の同期生の

入学壮行会があった。

彼(I君としておく)は、

3年前に、定年をまたず

会社を早期退職した。

その当時、

その理由をなんでやろと

いぶかっていたのだが、

いろいろと話を聴いて

疑問がとけた。

結論から言うと

この春から、I君は

金沢大学の医学部に

行くことになったのだ。

それを聞いたとき、わたしは、

すばらしい快挙だと思った一方

なぜ彼がそういう選択をしたのか

の理由にとても興味をもった。

同期の仲のいい友人たちと

一杯やりながら

I君のはなしを聞いて

そういうことだったのかと

合点がいったのである。

サラリーマン時代

彼は頸椎のいたみに

とても苦労をしていた。

いろいろなお医者さんを

まわっても治らなかった

その痛みを

奇蹟のように治してくれたのが

尼崎の、とある鍼灸師さん

だったそうである。

I君はそこで医療がもつ

人を助ける力に

感動したそうである。

そして、自分もそうなって

人を助けたい

と思うようになったということだ。

しかし、鍼灸では

できることも

限られているのではと思い

西洋医学の道を

こころざしたのだという。

キャリアの上で

自己実現が少なかったことも

あったのではないかと推察する。

いずれにせよ、

3年前の退職の理由は

そこにあったというわけである。

なるほどと合点がいった。

さて、その後

I君は3年におよぶ

受験勉強に身を投じることとなった。

1年目は様子見で、

実質、一浪の2回目の挑戦で

みごと、合格したというわけである。

金沢大学の社会人枠は

定員5名の狭き門

そこになんと200名もの

応募者があるというから

それはすごい難関であろう。

英語と生物の2科目での

受験ということらしいが

自分の記憶力減退ぶりを基にいうと

奇蹟のような話である。

もともと日本でいちばん

偏差値の高い学校の

高度な工学系の出身という

すばらしいあたまの持ち主にして

できることだったろう。

というわけで

これから5年間の

これまた試験漬けの

学生生活が始まる。

おしどり夫婦の奥様とは

当面別居である。

奥さまも今年

定年を迎えるということだが

再雇用でがんばるとのこと

支え合っての勉強生活である。

お医者さんになったら

どうするつもりかと尋ねたら

「さあ、離島の医者にでもなろうかな」

とのことだ。

そうすると、また別居が続くのだろうか。

さいわい、金沢には

ご結婚された

長女さんご夫婦が

お住まいとのこと

まあ心丈夫かもしれない。

いずれにせよ

快挙である。

久しぶりに同期が

すばらしい機会に集まれて

お酒が進んだ。

気分が豊かになった一夜だった。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

大阪 税理士 小笠原 でした。


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