M&Aの両社の合同合宿
2020.06.10
お客様の支援
御堂筋税理士法人の小笠原です。
この週末、
お客様の会社(T社)と、
その会社がM&Aで取得した会社(F社)の
合同合宿をしました。
F社の社員への発表は
まだ先ですが、私が提案して
それに先立って
幹部同士での合宿をしました。。
このM&Aについては
話を伺ったときから大賛成で
積極的に後押しをしました。
そして、とても友好的な雰囲気の中で
話が進んでいきました。
ほぼ買収契約がかたまったころに、
T社の社長に
合同の経営目標と戦略を
考える合宿の実施を勧めました。
合宿のメンバーは、
両社の社長と、担当の幹部。
40歳前半の方々を主に選抜しました。
そして、シニアの方々には
オブザーバーをお願いし
気持よく応じていただきました。
一日目は、各自の自己紹介から始まり、
両社の事業プレゼンをしてもらい、
そのあと、クロス・チームによって
今回シナジーをめざす事業領域について
SWOT分析によって戦略の検討を行いました。
そして、その結果をプレゼンしてもらい
そこから両社の戦略を融合させた
戦略を検討していきました。
![](https://i2.wp.com/fdbg.management-facilitation.com/wp-content/uploads/2020/06/o0499027314771948374.jpg?resize=499%2C273&ssl=1)
(みんなで検討。なんとも変わった部屋でのミーティングではあるが)
その結果
マーケティングで3つの戦略課題
そして、それを支える生産戦略、
さらに、推進体制のあり方の
5つの重要課題が出てきました。
そうしているに、もう夕方の5時です。
ここまで一気呵成に
進めてきてもらいました。
みなさん、脳みその疲労の色も濃い。
今日はこれくらいにしてと。
あとはゆっくりとお風呂に入って、
そのあと、お楽しみの懇親会です。
M&Aで間にはいってもらった銀行さんから
とっておきの銘醸酒の差し入れ。
とろけた脳みそに染み入ります。
そして車座の2次会です。
日付が変わって1時半まで
ワイワイと盛り上がりました。
(小生は残念ながら
始まってすぐに座りながら熟睡)
さて、すっきりとした翌日は
昨日決まったテーマについて
担当を決め、
具体的な方策を検討して行きました。
これで、当初決めていた
検討すべき内容は完了です。
そして、F社10年計画と
共同チームの目標管理シートを
発表会までに
作成いただくことを
宿題とさせていただきました。
最後に、メンバーのおひとりお一人から
合宿を振り返っての感想をもらいました。
印象的だったのは
「経営的なものの考え方がわかりとてもよかった!」
とおっしゃってくれた方と
「これがなくて、いきなりM&Aの発表だったら、
ずいぶん杓子定規になっていたと思います。」
というお二人の感想でした。
![](https://i0.wp.com/fdbg.management-facilitation.com/wp-content/uploads/2020/06/o0300018414771949236.jpg?resize=300%2C184&ssl=1)
(合同合宿が終わってみんなで記念撮影、
晴れやかな笑顔です)
つたないファシリテーターでしたが、
そう言っていただいて冥利に尽きました。
やはり、M&Aではこうした取り組みが大事ですね。
世は、PMI(Post Merger Integration
=買収後の文化統合)
という言葉が一般化しつつあります。
私は、この専門家を志しておりますが、
私たち(御堂筋税理士法人)が
今までおこない、培ってきた
好業績化の取組みの方法が
まさに活きるのではないかと思っています。
ですが、この取組み、
ここで終わりでは決してありません。
というか、今からが始まりです。
この合宿は、いわばハネムーン
これから結婚生活が始まるのです。
そして、2社が相協力して
今までにない、さらなる価値を創造し
手を携えながら、高業績を追求していくわけです。
こうした、取組みに
社外役員として参画できることに
心からの感謝を申し上げたいと
思っています。
会計事務所と経営コンサルティングの融合
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
小笠原 でした。