御堂筋税理士法人創業者ブログ

最近読んでよかった

『影響力のマネジメント』

昨日から内容をまとめたものを

ご紹介しています。

 

昨日は第1回で

組織で決めたことを

実行実現していくには

リーダーにパワーが必要だ

パワーとは希少な資源の取り合いだ

という考え方をご紹介しました。

 

今日は、そのパワーは

どこから生まれるのか、

どうして創りだすのかという話です。

 

題してパワーの源泉

 

パワーは、地位と場所、

情報コントロールポイントとアクセス権、

そして公式権限から生まれます。

 

1.パワーはどこから生まれるのか

 

 結論

 →個人特性と状況優位の適合が

 パワーを生む

 

 個人特性とは

 明晰さ、敏感さ、社交性、

 有能、人望、外向性、

 自信、アグレッシブ、野心的

 

 状況優位とは

 希少な資源の

 コントロールとアクセス、

 人脈、公式権限

 

2.資源・提携→行動基本原理

 

結論→資源と同盟を組み合わせ活かすことだ。

 

①パワーの資源を創りだす力

 知己になる、会を創りイニシアティブを取る、

 人に地位などにあてがう

 資源配分のコントロールと活用

 人・金・情報・有利な場所を握る、

 代わりのものを潰す、

 資源の重要性を高める

 

②同盟関係

 任命と昇進、便宜供与

 (人の返報性

  お返ししたくなる気持ちを活用)

 

3.コミュニケーション・ネットワークの

 どこにいるか

 

結論→中心になり場を支配することだ

 

パワーは

コミュニケーションのネットワークと

社会的関係における

本人の位置によって決まる。

 

ネットワークにおける中心性のだいじさ

間・接点・近さがポイント

 

ネットワークには

スター型(×構造)、蛇輪型(☖)、

オールチャネル型(☆)があり

どれになるかは

タスクの構造化の程度による

 

決定要因は

物理的な位置と中心性、

タスクの相互依存度である。

 

4.公式権限・評判・実績

 

結論

→パワーを培うには、

よい実績を早い時期につくり評判をあげ、

地位を築き高めること

 

公式の地位と権限、そして制度化

評判

パワーのある人と働きたい、

理由のひとつは彼らが総じて愉快で快活だから

→良循環となる

 

実績

決定要因が多いため

特定は困難だから、

業績の意味するところは、

知識、上司への助けと評価、

問題解決能力

それらに実績があるかだ。

 

5.適切な部門にいること

 

結論

→自部門がパワーをもてばよいから、

所属部門のパワーを構築し、

影響力を強化する。

 

有力な部門にいることが

パワーにつながる。

 

パワー形成の部門戦略

ⅰ 部門内部で

 統一性とコンセンサスを創る

  ↓

ⅱ 戦略上重要な問題解決をする

  ↓

ⅲ 代わりがいない存在になる

  ↓

ⅳ 活動を組織内で浸透させる

 

部門のパワー源泉は、

統一性をもち、

一貫した形で行動する能力、

重要課題の近くにいること、

そうした課題を処理する能力、

専門知識と問題解決能力によって

独占的な地位を占めること、

からもたらされる。

 

6.パワー源泉としての個人特性

 

結論

→組織では

相互依存性(ⅲⅳⅵ)と

競争必要性(ⅰⅱⅴ)があるから、

下記ⅰ~ⅵの特性が必要だ。

 

ⅰ活力と肉体的スタミナ

 

ⅱ集中力

 

ⅲ他者の考え、動き、感情への敏感さ

 立場で争わず、利益で合意せよ

 相手に対して鋭敏になるためには、

 少なくともしばらくは、自分のこと、

 自分のニーズや信念への思考を

 停止できることが要求される。

  

 相手を自らと同一視するキャパシティこそ、

 自分のために物事を実現する際には

 不可欠の力である。

 

ⅳ柔軟性

 だって試行錯誤が成功の条件だから。

 マキャベリ得点の高い人になる

 マキャベリ的冷徹さの

 ベースにある基本プロセスは、

 置かれている状況を

 明晰に認知的に解析することに

 焦点を絞り、

 勝利への戦略に

 集中するという傾向である。

 

ⅴコンフリクトに耐える力

 コンフリクトは抑止力の一形態、

 カギはヤマアラシ(厄介な奴)

 になること

 

ⅵ自分のエゴを隠し、先へ進む

 支持や援助を得るために、

 よい部下・チームプレーヤーになる

 

以上です。

 

明日はパワーの使い方です。

お楽しみに。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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