御堂筋税理士法人創業者ブログ

先週、二度にわたり、
ドラッカー『マネジメント』の組織の組み立て方
のところを勉強会でお話しする機会があった。

ふと考えてみると、中小企業で組織について
真剣に考え、設計することなど、
なかなか機会がないのではなかろうか。

しかし、さらによくよく考えてみると、
組織の組立て方によって、
その組織のパフォーマンスは大きくちがってくるのではなかろうか。
それゆえ、組織のことを一度はきちんと考えておくことだ大切だと思う。

組織では、ビジネスを多くの人間で協働しつつ、
より効率的、より効果的に、
1人々々の力を足したものよりも
多くの成果を出すことが求められる。

ところがこのくだり、ほとんど大企業向けで
われわれ中小企業においては実感として捉えにくい話だ。
話しをさせていただきながら思ったことは、
この組織の話、いかにして中小企業の社長にとって
明日から経営をするヒントにできるかということである。

そこで考えたのは組織の組み立てを考える場合のポイントについてだ。
ポイントは次のとおり。

1.わが社が付加価値を生む業務プロセスについて考える。
 付加価値を生む基幹業務とはなにか?
 メーカーなら、開発、生産、営業か・・・
 重要な支援業務とはなにか?
 経営管理、経営情報収集、人事・・・
 これで必要な機能が抜けていないか、
 部門として網羅されているか
 どのように仕事のかたまりをまとめればよいか考える。

2.それぞれの部門について、その業務はどの階層の人間が意思決定すべきかを考える。
 それによって階層のどこに位置づけるかが決まってくるだろう。
 案外、重要な機能を誰も責任をもって面倒をみていないというケースがある。

3.組織図を作ってみる。
 その際、命令系統の一元化を意識する。
 つまり部下は一人の上司を持つということだ。
 さらに兼任してはならない仕事を兼任しないように。

4.役員はチームであることを学ぶ(これはぜひ考えてみてほしい)。
 その上で役員のしごとの分担を決める。
 中小企業とは、ただ一人の選任経営者が必要な企業と定義できる。
 ところが社長という仕事は、相矛盾する資質を要求する仕事であり、
 しかもその仕事はいつ必要となるかわからないという性質がある。
 それゆえ、経営では社長が得意でない部分を補完する幹部が必要となる。
 この経営補完者は、パートタイム経営者でよい。
 ふだんはラインの仕事をしながら、経営の一部分を担うわけである。
 それゆえ経営の業務はチームで行なうものとして位置づけることがフィットする。
 それゆえ社長はキャプテンとなる。
 この自己規定は大変大事だと思うがいかがだろうか。

5.ラインの仕事は基本的に軍隊とおなじである。
 職務の命令と遂行、報告と提言のコミュニケーションが大事である。
 それに基づいて、職務分掌と決裁権限規程を明確にする。

従業員が10数名以上いて、まだ組織についてきちんと考えたことがない経営者は
一度よく考えてみてほしいと思う。
わからなかったら、いつでも訊いてくださいな。

コンサルティングに強い経営エンジン研究所 税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。


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