ある会社の節税戦略の下調べ
2010.02.25
ブログ
大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。
ある会社の節税戦略で気になることがあって
知り合いの銀行さんの支店長さんのお知恵を借りにいきました。
常日ごろお世話にもなっている方で、率直なお話をお聴きできる
と思ったものですから。
節税戦略をしようとしますと
決算書とくにバランスシートが見た目貧弱になります。
それが銀行や仕入先の評価と支援に影響がでないか?
そしてその節税が税務署上問題がないか?
この2つの視点が、節税実施上
押さえておかなければならないポイントでしょう。
この件は税務署上は、わたし的に問題ないようにできると思っています。
問題は銀行さんです。
現在の取引銀行、その借入状況、動き方、金利の状況、担保など
付き合いと支援の状況をお話しして
私の考えていることをお話ししました。
支店長さんは、相手の銀行さんの経営状況などを
しらべてくださって、いろいろ意見交換をさせていただいて
支店長さんが取引銀行だったらどう考えられるか
そこが一番の知りたい点なのですが
まず、これを実施すると債務超過になる
しかし、それが5年で解消できるか?
そこは経営計画をセットで出す必要があるだろう。
そして、そもそも今表ざたにして処理しようとする
過去からの含み損失は銀行が織り込み済みであるかどうか
おそらく、総合的なキャッシュフロー創出力からみれば
認められるのではないかとの見解
非常に参考になりました。
いずれにせよ、プランの妥当性が高いとのことで
今後、社長さんにフィードバックして
取引銀行さんとのコミュニケーションを
しつつ、計画の実施にむけて
条件を固めていきたいと思います。
コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。