御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

昨日今日と事務所で「部下指導」のセミナーをしておりました。
今日は二日目でしたが、研修をしていて
何かのきっかけでふと次のようなことに思い当りました。

ひとつの気づきでしたので(すでに当たり前のことかもしれませんが)
みなさんにもご紹介したいと思います。

部下指導のセミナーで、
中心となるのは部下との個人面談の場面です。
そこで当然にコーチングの手法が使われるわけですが、
考えてみると、コーチングの研修は
コーチングをしようとする人のための研修がほとんどです。

そこで話はコーチングをする人から考えた
コーチング実践の課題となるわけです。
そして課題の中でも、どのように実践の機会を作るかが
大きなテーマとなります。

しかしこれがみなさんには悩ましいようです。
どうして時間を作ろうか?
(嫌がる?→これが妄想かもしれませんね)部下を
どうひっ捕まえてコーチングをするか?

しかし考えてみると、
わたしなど、コーチングをお願いしてやってもらっているわけです。
なぜか?
それは、一人で考えるよりも、
思考のキャッチボールをしてもらった方が
らくちんにものを考えることができ
目標を立てたり、実行できたりするからなのです。

ならば、本来コーチングは
受ける側が自分のために、受けるものですよね。
実際、スポーツ選手は自らコーチをお願いするわけです。

ここのところに、コーチングをする、コーチングを受けるという
本質について、どうも話が変になっている
ねじれの原因がありませんか?

コーチングは受ける側のテーマであり
そのこころは、自分が得をする、楽に目標を達成できる。
こんないいことづくめの話に何を遠慮する必要があるのか?

そこで、まずコーチングを受ける人はコーチングについて
しっかり理解しておかなければならないでしょう。
だから、せめて入門書は読んでもらっておく。
次にコーチングは、相手にコーチングをすると話して
合意して、お互いの共同作業としてする。
毎回のコーチングでしっかり効果を測定したり
コーチぶりについて、フィードバックをもらうことが
必要ではないでしょうか?

参加者のみなさんが、いかにコーチングについて
なんだか、大変なこととおおげさに受け止めているように思え
そんなことを思ったしだいです。

コンサルティングに強い 税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。


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