御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

毎月15日は、事務所ニューズレター原稿の締切日である。
ここ最近、私がお伝えする記事は、
コトラーの『マーケティング・マネジメント』を超要約していっている。
やっぱり、マーケティングの勉強はコトラーの制覇であるからね。

今回は早くも3回目、大くくりのテーマは『マーケティング上の意思決定』である。
内容は、以下の3つのサブテーマである。
・製品ラインとブランドのマネジメント、
・サービス設計とマネジメント、
・価格決定戦略

これを、できれば1ページにまとめたい。
これが苦痛である。
なにしろ元の本では150ページくらい、わたしのまとめでも20ページくらいあるのだから。

塗炭の苦しみとはこのことである。
お若い人にはこのフレーズはわかるだろうか?
まあ生みの苦しみというやつ

さて、なんとかまとめたものを次に載せてみます。
はたして、理解可能なものでしょうか?
また教えてください。
(一度に載せると何だから、3回位に分けてみます)

――――――――――――――――――――――――――――――――――

□製品ラインとブランドのマネジメント

顧客は、製品を、製品内容、サービス内容、価格妥当性から判断する。
顧客維持の最善方法は、よりやすく、価値あるものを常に提供することだ。
そのために、
標的顧客のニーズ・欲求に応える提供物の計画から始めて、
競争力ある製品を生みだすに3つの要素をうまく組み合わせる必要がある。

■製品ラインと製品ミックス

 ・製品は、顧客ベネフィットから始め、
  それを満たす製品、期待を上回る価値と組みあわせで考え、充実させる。

 ・製品ミックスは、販売する製品・アイテムのすべてで、
  製品ラインの幅・長さ・深さ、整合性を考え、拡張する。

 ・製品ライン各アイテムの売上利益貢献度、
  ライバルとのポジショニングを確認して、戦略を立てる。

 ・製品ラインの長さには気を配り、ライン拡張、絞り込み、充実などの戦略を取る。

■ブランドの決定→製品戦略の要

 ・ブランドとは、
  製品を識別させ、他社と区別する名称・言葉・記号・シンボル・デザインの組み合わせである。

 ・ブランドは、常に一定の特徴、ベネフィット、サービスを提供することを約束するものである。

 ・プロマーケターに最も特有のスキルは、ブランドの創造、維持、防衛、向上力。
  ブランディングは、マーケティングのアートであり、礎(いしずえ)だ。

 ・その意味は、1.属性想起、2.ベネフィット想起、3.価値創造、4.文化の象徴、
  5.特定の個性伝達、6.購入使用する人のイメージ形成で、
  その目標は、ブランドに対する肯定的なブランド連想を創り出すことにある。

 ・ブランドのもっとも永続的意味は、価値と文化とパーソナリティであり、
  それがブランドの本質を決める。

■ブランド・エクイティ(資産性)

 ・高いブランド・エクイティは多くの競争優位をもたらす。
  だからブランド名は慎重に扱われなければならない。

 ・そのために、ブランド認知、ブランド品質知覚、ポジティブなブランド連想を
  維持改善していく必要がある。
  
 ・力のあるブランドとは、ロイヤル・カスタマーの存在を示すもの、
  根底の基本的資産は顧客エクイティである。

 ・だからそのマーケティング計画の要は、
  ロイヤル・カスタマーの生涯価値を伸ばすことになるのである。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

皆さんの会社にもブランドがあるはず、
ブランドとは何だろう?それがもたらす経営上の成果とは何だろうか?
それを守り育てることは、皆さんにとって価値と意味があるのだろうか?
だとすれば、皆さんはなにをしていかなければならないのだろうか?
それも、計画的、体系的、組織的に・・・

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。

関連記事

Noimage ブログ

新製品の開発の目のつけどころと進め方

Noimage ブログ

週末にお客さまの経営計画の検討ミーティングに参加して

Noimage ブログ

内部統制のベンチマークにいってきました

Noimage ブログ

人と人とを結びつける

Noimage ブログ

大乗仏教のまとめにかかる

Noimage ブログ

中華街のおいしいチャーハン

Noimage ブログ

どこでどなたに見られているやらわからないものですね。

Noimage ブログ

得意先の社員旅行での人事考課研修実施