コトラーのマーケティングマネジメントの超要約にチャレンジ中
2011.07.13
ブログ
大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。
毎月15日は、事務所ニューズレター原稿の締切日である。
ここ最近、私がお伝えする記事は、
コトラーの『マーケティング・マネジメント』を超要約していっている。
やっぱり、マーケティングの勉強はコトラーの制覇であるからね。
今回は早くも3回目、大くくりのテーマは『マーケティング上の意思決定』である。
内容は、以下の3つのサブテーマである。
・製品ラインとブランドのマネジメント、
・サービス設計とマネジメント、
・価格決定戦略
これを、できれば1ページにまとめたい。
これが苦痛である。
なにしろ元の本では150ページくらい、わたしのまとめでも20ページくらいあるのだから。
塗炭の苦しみとはこのことである。
お若い人にはこのフレーズはわかるだろうか?
まあ生みの苦しみというやつ
さて、なんとかまとめたものを次に載せてみます。
はたして、理解可能なものでしょうか?
また教えてください。
(一度に載せると何だから、3回位に分けてみます)
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□製品ラインとブランドのマネジメント
顧客は、製品を、製品内容、サービス内容、価格妥当性から判断する。
顧客維持の最善方法は、よりやすく、価値あるものを常に提供することだ。
そのために、
標的顧客のニーズ・欲求に応える提供物の計画から始めて、
競争力ある製品を生みだすに3つの要素をうまく組み合わせる必要がある。
■製品ラインと製品ミックス
・製品は、顧客ベネフィットから始め、
それを満たす製品、期待を上回る価値と組みあわせで考え、充実させる。
・製品ミックスは、販売する製品・アイテムのすべてで、
製品ラインの幅・長さ・深さ、整合性を考え、拡張する。
・製品ライン各アイテムの売上利益貢献度、
ライバルとのポジショニングを確認して、戦略を立てる。
・製品ラインの長さには気を配り、ライン拡張、絞り込み、充実などの戦略を取る。
■ブランドの決定→製品戦略の要
・ブランドとは、
製品を識別させ、他社と区別する名称・言葉・記号・シンボル・デザインの組み合わせである。
・ブランドは、常に一定の特徴、ベネフィット、サービスを提供することを約束するものである。
・プロマーケターに最も特有のスキルは、ブランドの創造、維持、防衛、向上力。
ブランディングは、マーケティングのアートであり、礎(いしずえ)だ。
・その意味は、1.属性想起、2.ベネフィット想起、3.価値創造、4.文化の象徴、
5.特定の個性伝達、6.購入使用する人のイメージ形成で、
その目標は、ブランドに対する肯定的なブランド連想を創り出すことにある。
・ブランドのもっとも永続的意味は、価値と文化とパーソナリティであり、
それがブランドの本質を決める。
■ブランド・エクイティ(資産性)
・高いブランド・エクイティは多くの競争優位をもたらす。
だからブランド名は慎重に扱われなければならない。
・そのために、ブランド認知、ブランド品質知覚、ポジティブなブランド連想を
維持改善していく必要がある。
・力のあるブランドとは、ロイヤル・カスタマーの存在を示すもの、
根底の基本的資産は顧客エクイティである。
・だからそのマーケティング計画の要は、
ロイヤル・カスタマーの生涯価値を伸ばすことになるのである。
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皆さんの会社にもブランドがあるはず、
ブランドとは何だろう?それがもたらす経営上の成果とは何だろうか?
それを守り育てることは、皆さんにとって価値と意味があるのだろうか?
だとすれば、皆さんはなにをしていかなければならないのだろうか?
それも、計画的、体系的、組織的に・・・
コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。