ラファエロの最高傑作!
2011.08.11
ブログ
ベルリンから列車で2時間
ザクセンの古都、ドレスデンに行ってきた。
お目当てはフェルメールの絵
アルテ・マイスター美術館。
ドレスデンは、今を去る約10年前訪問したことがある。
そのときはまだ、東独と合併した間なしで
大戦の空襲で瓦礫と化した
教会の再建に人々は必死に取り組んでいた。
今回見たドレスデンは見まちがうばかりの発展ぶり!
すごいなあ!
さて駅を降りて美術館に直行
はやく絵をみたーい!
なんでもザクセンの王様、アウグスト強王は
ライオンのおっぱいを飲んで育ったとか。
そのせいか精力抜群、モテモテで子供は360人いたという。
うらやましいかぎりだ。
銭もしこたまあったと見えて、絵もいわゆる大人買い
「あのなあ、君、適当な絵、100点ほどたのむわ」という感じだろう。
(これだから、権力と勢力と金のある男は困る)
そのおかげでわれわれは今、すごい傑作を目の当たりに見れるのだが。
でも、絵を見る眼力は相当あったようだ。
このドレスデンの美術館のコレクションは、
はっきりいってベルリンよりも数段うわて
お目当てはフェルメールの2点
「やり手婆あ」と「手紙を読む女」
まったくうっとりしてしまう。
なんでこんなにうまく描けるのか教えて!
どうしたらこんなに上品で、こんなに色気のある絵が描けるの?
・・・でも、それにもましてダイナマイト級なのは
ラファエロの「システィーナの聖母」である。
すごすぎる!!!!!!!!
完全な調和、敬虔・清潔・純真・・・
すべてが調和がとれている。
こんな人にかかったら努力とかいうことばは
どこかに吹き飛んでしまうよう!
今日は我が家の奥様も3時間を超える絵の鑑賞にご満悦。
なぜ飽きないのかと理由をお聴きすると
「日本語ガイドがあったから」・・・
そりゃそうだな!ととても納得
感覚派の人の意見はいつもおもしろい!
でも今日は
この絵たちに会えたので何もいうことはない。
フェルメール、ラファエル、ジョルジョーネ
ルーベンスにレンブラント
すごいコレクションである。(主にルネッサンスイタリアとオランダ)
最後にジョルジョーネの『眠れるヴィーナス』
この美術館で、ラファエロの次の名品とのこと
それ以降、多くの画家たちが構図をまねた名作である。
この写真は原画の色遣いがよく再現されているなあ。
とにかく上品だった。
やはり僕は
オランダとイタリアの絵が好きだなあ。
たっぷり絵をたんのうして帰路についた。
コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。