御堂筋税理士法人創業者ブログ

こんにちは。2023年もいよいよ大晦日ですね。皆さん迎春のご準備にお忙しいことと存じます。先ほどまで、わたしは毎年している、仕事のふりかえり(時間と稼ぎですが)と来年の目測を立てていました。

 意外に時間がかかりましたが、ようやくデータが仕上がり、分析し考察することができました。データも同じかたちで6年分蓄積されてきましたので、推移や傾向をより広い視野でとらえることができるようになってきました。

 細かなことは、差しさわりがありますし、はしたないことでもありますので避けますが、仕事の時間について、今年は去年に比べ、率でいうと10%、時間でいうと270時間減らすことができ、働いた時間は年間で約2,700時間、月平均225時間となりました。

 しかし、そのうち読書の時間やあれこれテキストなどコンテンツを作っている時間が1,200時間以上もあり、それ以外にも経営にかかわっている時間や事務処理時間、あるいはお付き合いの時間がありますから、実際にお客様のところにおじゃましたり、セミナーをしている時間は、約950時間、月当たり79時間ですから、全体の35%に過ぎません。79時間といえば月10日くらいですから、リタイア後のワークライフバランスとしてはいいのではないかと思います。

 直接の仕事の時間を取り出すと、セミナーの時間が35%を占め、事務所でのセミナーを増やしていることが作用してウエイトが高まってきました。かつては遠方出張が多かったのですが、近年は近場のお客様が増え、また事務所にお越しいただけることも増えたので、体力的には助かります。

 2023年は、まあ、つつがなくお客様のサポートもできたと思いますし、しっかりと勉強もできたのでよかったのではないかと感じています。ただ、根が好きなだけに夜のお付き合いが多く、反省材料です。

 さて2024年ですが、労働時間については、率にして約12%、時間にして300時間強さらに減らしていこう目論んでいます。それで、ようやく月当たり200時間を切ることができるというわけです。とはいいましても、これはミニマムの勘定で、追加のご依頼をいただくとこの限りではなくなります。お客様の訪問時間は23年とほぼ変わりませんが、セミナーは一巡したこともあり減る予定です。

 勉強の時間やコンテンツのまとめや改良の時間は確保していくつもりですが、できるだけ夜のお付き合いは減らしていこうと考えています。皆さん、お付き合いが悪くなったとしたらごめんなさい。

 先日、来年仕事の上で目標管理すべきことを考えて、計画を立てました。それによれば目標管理項目は5つです。

1 事務所の特に新たな加入メンバーを主にフィロソフィーを通じて育てる(20%)
2 経営コンサルティングのノウハウを深め、メンバーを育てる(25%)
3 セミナーを通じて潜在顧客をアトラクトする(15%)
4 読書と修養に努める(25%)
5 御堂筋グループの経営の行く末を見守る(15%)
※ カッコ内の数字は、全体を100としたウエイトづけです

 年齢が行ってきましたので、なまなましい経営コンサルティングの現場は徐々に不似合いかなと思います。その分、人材、とくに経営者、後継者の育成にはとても惹かれるところがありますので、来年は今年あれこれ考えた帝王学、ドラッカー思想、後継者育成のテーマをセミナーでさらに広めて行けたらなあと思います。そして、しだいに人数が増えていく事務所において、ともすれば希薄になりがちはわが社の考え方をメンバーの皆さんがしっかりと心に抱いて仕事をしていってもらえるように伝えていきたいと思っています。

 そのために、まだまだ不足している知識や見識を広め、深め、高めていく必要があると痛感しております。ビジネスや知識の最新の動向ももちろんですが、いわゆるリベラルアーツ、たとえば科学、数学の知識、芸術や文学の味わい、そしてまだまだうすっぺらな哲学、日本の思想などの理解、さらに外国語の習得に向けて、時間と精神を傾けて行ければなあと思っています。

 永遠の初学者で、今もせっかく親からいただいた脳みそを、あたらずぼらのしっぱなしで、よく開花させてこなかったつけが回っていますが、残り少ない人生ですが、学びのよろこびをエネルギーにして少しでも前進していきたいと思います。おそらくその熱意がなくなれば、生きている甲斐がなくなると思いますので。

 『自彊不息(じきょうやまず)』、クボタの入社式で見た安岡正篤先生の揮毫に触発されてがんばります。来年もよろしくご指導ご鞭撻、お付き合いいただければとてもうれしく思います。

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