司馬遼太郎記念館
2007.07.05
ブログ
大阪の税理士 小笠原です。
昨日は朝から東大阪のある会社におじゃましました。
その会社の近くに司馬遼太郎さんの記念館があると聞いたので
帰りに、ちょっと寄り道をして行ってきました。
ご自宅に隣接した記念館は安藤忠雄さんの設計で
ひっそりとしたなじみ深く懐かしい木々や草花に囲まれて
凛としたたたずまいでした。
ご自宅の玄関からお庭を通って行くのですが
その途中に司馬遼太郎さんの書斎があり
なくなられた当時のままにしてあります。
今でもいらっしゃるかのような息遣いが聞こえてきそうな感じです。
記念館の中に入ると知の巨人司馬遼太郎の思考の基になった
何万冊という書物が首が痛くなるほど見上げたその上まで
納められていました。
荘厳さと静謐さにただただ圧倒されて立ち尽くしました。
ちょうどビデオの時間で、司馬遼太郎が画面の中で
私の小説は、22才の私への答えです、と語ります。
なぜ、日本はこんなおそまつな国になってしまったのか?
しかし日本が幾多の時を超えて存続してきたのは
すばらしいその時代々々のリーダーがいたからではないか?
という疑問に対して。
『龍馬が往く』の坂本龍馬
『坂の上の雲』の秋山兄弟
『菜の花の沖』の高田屋嘉平
なんだか、小説を読みたくなりました。
すばらしい、時間でした。
税理士小笠原/河原事務所 小笠原でした。