未来の売上を測る
2007.07.04
ブログ
大阪の税理士 小笠原です。
昨日は朝から月に一度のA社の会議でした。
A社は、イベントの音響と映像のサービスを提供する会社、
メンバーは若い人たちばかりです。
会議の名称は「2階会議」。2階でするから2階会議です。
現在の課題は、売上の先行管理をしていくことです。
そのために、近未来の売上を予測しこうとしているのです。
普段は忙しくて、なかなかできないので、
みんなが集まったときに、一気呵成にしてしまおうということになりました。
去年の実績の資料を社長が用意して
それをみんなが見ながら、7月の売上をまとめシートに書いていきます。
じゃ、始めてください。・・・・・
突然S君が、「そや、得意先に電話して、これ今年もあるか確認してこよう!」
机に走っていって、早速受話器を取り、お客様に電話をし始めました。
T社長がこれを見て、「わっはっは!これは今日の最高傑作!」
「Sが電話に走りよった!」
売上の先行予測をしなければ、こんな行動はありえないですよね。
そしてみんなの情報をM君がまとめて、パソコンに打ち込んで、集計してみたら
自慢の42インチのプラズ・マディスプレイに、
ばっちり7月の売上予測がでました。粗利1,000万円
あやしいものをどけても、昨年のほぼ80%
これから依頼されるものが20%はあるので
この調子で行くと、ほぼ去年は上回りそう!
こうしてみると、売上と粗利がどんどん見えてくる。
社長以下、一同「ふんふん」納得の表情。
調子に乗って、8月も集計してみました。
8月も去年を上回りそう。
「どう、みんな、このリストを持っていて、
お客さんと会うときに、仕事が今年もあるかどうか
確認して行ったら?」
「そうですね。そうしていきます。」
「そして希望物件や小耳情報(ちらっと聞いたしごとの情報)を
社長が中心になってもっと追いかけていったらどう?」
いろんなアイデアが飛び出してきました。
「いやぁ、数字が見えました。みんなが頭に持っている情報を
共有できれば、色々なことができそうですね。」(社長)
ということで次回までに、12月までの情報をすべて入力しておく
ことにしました。
次の会議にどんな情報が分かるのか、
それを基にどんな気づきと意思決定ができるのか
ますます楽しみになってきました。
それにしてもOさん、早く会議のスナップ写真、メールしてね。
ここに載せたいから。
税理士小笠原/河原事務所 小笠原でした。