年よりの冷や水-今年の抱負
2022.01.05
税務
皆さま、あけましておめでとうございます。皆さんはどのような初春を迎えられたでしょうか? 今年が世界と皆さんにとって、よりよい年になるように心より祈っております。
さて、わたくし事ですが、小生も、今年でいよいよ70歳になります。まったく早いもので60歳代ともお別れです。生に関して考えると、どうひいき目にみても、あと30年も生きられないでしょう。気の小さなわたしですから、死にゆく覚悟まではできかねますが、それでもしだいに心を慣らして、死を自然に受け入れられるようにしていきたいなあと思っています(和解ですねえ)。
そんな人生の終盤にさしかかってきたわたしですが、それでも、年よりの冷や水ながら、今年やりたいことを考えてみました。今までは、このようなことはあまりしていなかったのですが、ふとした思いつきからはじめて考えてみました。
1 家族の幸せにより重きをおいて
元来がいささか薄情で、感情表現も苦手なわたしですが、今後はもっとPlainにこうした思いを示して行きたいと思っています。
2 わたし流の経営コンサルティングのかたちをもっと効果的になるようにブラッシュアップし、
わが社の経営コンサルティング・メンバー’sにわたし流の技法を伝えたい
気がつけば、わが社のコンサルティング部門、いまのところ才木さんだけが免許皆伝ですが、これは彼の努力の賜物で、わたしの育てる力の成果ではありません。しかしながら、コンサルティングは弊社の創業事業で、看板事業(のはず)。今、がんばってくれているメンバーたちを育てて、わたしが出動しなくてもお客様によきサービスを提供できるようにしていきたいと思っています。
そのためには、かれらを同行させて現場を見せねばなりませんし、また彼らに同行してかれらのパフォーマンスも見なければなりません。そして何より、コンサルティングでは考え方が大事なので、わたしのテキストの学習と、経営に関する重要な著作の読書をしてもらわねばならないと考えています。
そしてさらに、そのためにはわたし自身のコンサルティングの技術ももっと高めていかなければと思っています。その方法やかんどころは自分なりには押さえているつもりです。でも、どんどんと新しい技術も取り入れていきたいですし、自己否定して新たなものを創造していかなければならないと思っています。
3 もっと本を読んだり、外に出たりして学びたい
上記のためにも勉強は欠かせません。昨年は、定期的に大阪府工業協会のさまざまなセミナーに受講者として参加しました。そこで気づいたことは、やはりインプットは大事だなということでした。特に、生身の先生に教えていただくのは、本での学びとはまたちがう収穫があるということでした。なんというか考え方や技法のツボがわかるというか。それに先生方ともお知り合いになれて、小生のお客様にご紹介できるようになるのがありがたいです。ですから今年もときどき外に出て勉強したいと思っています。そういえば、昔、寺山修司が言っていました、「書を捨てよ、町へ出よう」と。
また、昨年も、いろいろな小説や、東洋思想、西洋思想、そして、サイエンス、ビジネス、専門知識などの本を読ませてもらい、新たな知識の仕入をしました。一年に読める本の数は限られていて、生涯で読める本もあとせいぜい X 冊くらいかなあと感じています。それだけに、さらに力を入れて、重要な本を渉猟していきたいと思っています。
4 体を整え、維持し、心と言動を、より制御したい
お話しをしたかもしれませんが、わたしは、毎朝、身体を整える仕業と、心を整える仕業をしております。始めはテキトーな感じでしたが、しだいに自分なりのかたちができてきて、それらがルーティーン化してきました。それにつれて、なんとなく、体調もよくなり、精神の調子もよくなってきたような気がしています。ですから、今ではこれらの仕業はわたしにとって欠かせない毎日の行事になっています。今年は、さらにこれらを効果的にすべく、方法も取り組み方も進化させていきたいと思っています。
5 5Sを維持して、リーン(スリム)な暮しをしたい
上記の4や工業協会での学びの影響で、昨年末、息子夫婦の力を借りて自分の生活空間の整理・整頓をしました。だいぶ身の回りがすっきりし、気分もすっきりしましたが、今年はこの状態を維持して、せめて身の回りなと、ストレスのないように秩序立てておきたいと思っています。
さて、以上がささやかな一個人としてのわたしの今年の取組みテーマです。皆さんにとっては当たり前のことばかりで、何を今さらと苦笑されておられることでしょう。
もちろん、お客様のために奔走することや、しっかりした組織にするために会社とメンバー諸君の応援をすること(ドラッカーは、わたしのような立場がなすべき活動を『良心活動』と言っていて、それが組織から期待されるわたしの役割だと思います)は当然の前提です。まあ行く手にはさまざま紆余曲折が待ち受けているのでしょうが、森先生も教えて下さるように最善観の心で対処していきたいと思っています。それに、ひとつ新たに思い浮かんだことをありますので、それを追記しておきます。よく聞く終活というものの一種かもしれませんが。
番外 死にゆくための準備に着手したい
お話ししたように、今年はいよいよ古希を迎えます。まあ、いつ死んでもおかしくない年齢です。ですからそれに備えて、身の回りの整理と、残された者たちが困らないように、さまざまな処理、ものの引継ぎや整理のしかたについて書類にしたためて残しておこうと思います。本居宣長先生(国学の巨人)の真似をして、お墓の仕様も指定しておこうかな? いえいえこれは冗談です。なぜならわたしは千の風に乗せて散骨してもらうつもりだからです。
というわけで、今年もおもしろい年になりそうやなあと、ひそかに思っているところなのです。皆さん、今年もどうぞよろしくお付き合いください!