御堂筋税理士法人創業者ブログ

宮崎で開催している製材業の後継者の経営勉強会
メンバーのUさんが、
同業種の高業績企業をベンチマーク
そのレポートをしてくれた。

事例企業の社長さんはアイデアマン
30年前に、台湾旅行で見た竹製の家具を見て
自分でも作れると始めたとのこと
竹材は豊富にあり、しかもとびっきり安い。

製品開発は自力で行ない、
わからないところは台湾から職人を呼んで作った。

この社長は営業がうまく
全国のデパートに飛び込みで営業を掛け、
現在では全国のデパートで
催事販売、受注販売をしている。

年間、数百台の生産で
ここ10年以上、3ヶ月先まで予約が詰まっているとのこと

粗利益率はよくわからないが
勉強会メンバーに言わせると
竹はタダ同然、悪く見積もっても90%以上あるだろうとのこと
デパートや催事業者に手数料を支払っても
かなり利益が残るだろうという感じがする。

製作台数から試算すると
売上高 300,000千円
変動費  30,000千円
粗利益 240,000千円
となる。

人員が22名、一人当たり粗利益が優に10,000千円を超える。
賃金水準が低い当地では(一人当たり年間300万円を切るという)
相当利益が残るだろう。

最大の脅威は、ライバルの出現だが
極端に限られた市場で、
企業的にこうした特殊な家具を作るというのは
新規参入もしにくく
かなりニッチで、そういう意味でも守られていそうだ。

いずれにしても、
アイデアでおいしい市場を創造したものだ
と言わなければなるまい。
いろいろ隠れた儲け企業があるなあ。

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。


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