御堂筋税理士法人創業者ブログ

森信三先生の純哲学書、『恩の形而上学』をようやく拝読させていただき、読了いたしました。

 先生の『修身教授録』講義の基にある先生の思想がよくわかりました。修身教授録は、小学教師なる学生への道徳教育書であって小生もこれを座右の書としてこの上なく尊崇しているものです。

 その教えは、受生の恩の感受→人生の一回性の覚醒→立志→修養→価値観と言動の確立という人格の陶冶です。その真髄は哲学普遍のテーマ、実在解明とそれに即した生き方にあると感じました。

 うまく説明できませんが、私たち有限的被造者が無限的絶対者と宇宙の真理を覚知し、所照と能照を、父母と我、もっというと民族と我の『孝の哲理』から、国民は神と皇尊の子孫・家族だという日本古来の国家観が正当づけられて行きます。よく教えていただきました。

 西洋諸国がヘブライの天地開闢説をそのまま使い、各民族独自のそれがない(?)のに比して、我が国に記紀あるはたとえ稚拙なりとも独自性において誇ってよい。

 藤樹学、ライプニッツ最善観、華厳教学、歴史哲学などを援用され、西晉一郎・西田幾多郎、両泰斗に鍛え抜かれた森先生の面目躍如の思想展開だと承りました。

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