歌舞伎の楽しさに開眼
2011.12.11
ブログ
ひょんなきっかけから
京都南座の歌舞伎『顔見せ興行』に
通い始めて5年目になるらしい。
今年は、土曜日の夜の部を見て
京都に泊り、次の日の昼の部を見る
という趣向でフルに楽しんだ。
ゴージャスだなあ。
ミナミのなじみの割烹
『ごんべ』さんのお母さんのご好意で
扇雀さんの事務所でお席を取っていただき
今回も初日は花道の横、次の日は前から4列目
いずれも最高の席である。
役者さん方の息遣いが間近で感じられる。
正統歌舞伎、浄瑠璃、世話物、踊り、落語ネタなど
顔見せならではのバラエティに富んだ出し物。
しかし今年は初めて
歌舞伎のすばらしさを実感したと感じている。
見事に鍛えられた芸の数々
所作、踊り、みごとな形態模写、
三味線、笛、清元、長唄
それに脚本、性格描写、演出
楽しめた・・・・
義理と人情に縛られ人生を送らざるをえない人々
そうだよなあ、自分が投影される部分もあり
舞台の上の造形人物に共感を感じる。
真山青果が描く元禄忠臣蔵、
川口松太郎が描く庶民の世界
つつしみ、思いやり、忠義
理の言葉、情の言葉
美しい日本の言葉が胸を打って止まない。
丁寧語、謙譲語、尊敬語・・・
形容詞、動詞、ことばが珠玉に磨かれる
わたしもそうした美しい言葉を使いたい!
そのためには、美しい心情が必要なのですね。
役者さん方の台詞の一つひとつに
うんうんとうなずきながら、
目頭がじーんとしていくのである。
芝居はいいなあ!
P.S
夜の部が引けた後は、レイト・ディナー
先斗町の『余志屋』さんに席を取る。
伺い始めて20年くらいだが、久しぶり
やはり、おいしいですね。
若いお客さんがいっぱいで
なかなか予約が取れませんが・・・
顔見せ初日は、毎年
仁左衛門さんが貸し切りでお楽しみとか
そんな話で盛り上がりました。
コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。