熱心な工務店経営者の方々との相互学習
2007.11.13
ブログ
大阪の税理士 小笠原 です。
OMソーラー協会という組織の会員の方々で、
熱心な勉強を続けておられる
工務店経営者の勉強会メンバーの
熊本にあるエコワークス株式会社の小山貴史社長さんからご連絡をいただき
決算書の勉強会をさせていただきました。
メンバーは3名、しかし主催者の阿部建設さんの阿部一雄社長さんが
高熱をだされてダウンとのことで、
小山さんと、埼玉の小林建設の小林伸吾社長さん、
そして、私とうちの才木正之の4人で、
阿部建設さんの事務所の会議室をお借りしてワークショップを開きました。
余談ですが、阿部建設さんの会議室の壁には、なんと1927年の日付で
お施主さんから送られた感謝の手紙が額に入れて飾れらていました。
すばらしい歴史の財産ですね。感動しました!
熱にもかかわらず、ご挨拶にこられ、近々事務所までこられて
勉強されたいとのことで、その心意気に気脈の通じるのを感じました。
さて、小山さんは、お父様の新産住拓グループから分社独立された
新進気鋭の工務店経営者、以前は情報システム関係のお仕事も
されておられたという、ITに強い若手経営者。
また、小林さんは、埼玉の児玉町に本拠をかまえられ、地域密着型で
ご苦労も積み重ねてこられた、その経験から
ご自分の経営のあり方を会得しておられる筋金入りの経営者。
今回の勉強のテキストは、あらかじめ作っておいていただいた
各社の決算分析資料です。
これは私が作った『経営の診断書』のフォーマットです。
最初に、私のほうから決算書の見かたなどを
パワーポイントを使いながら、お話をしました。
でも、もうその段階から、熱心なご質問、私もいきなりトップギアに・・・
熱の入った質疑応答に入っていきました。
そして、そのあと各社の分析をお互いにオープンにしながら学んでいきました。
小山さんも小林さんも、それはそれは大変熱心に質問をされました。
帝国データバンクの見かた、その対応のしかた、
住設機器メーカー、問屋さん、材木店・建材店の工務店に対する見方、
関心のありか、与信管理の見かた
未来を見据えた、節税のしかた、事業承継のための準備などなど・・・。
私たちも、両社の経営のスタンス、経営原則、
過去のご苦労振り、これからの経営戦略など
とても価値のある相互交流、相互学習だったと感じました。
あっという間の3時間でした。
それにしても、もう4年も2ヶ月ごとに十数社の工務店の経営者が
集まられて、マーケティングや経営について毎回2日をかけて
学んでおられる由、すごいなぁと感動しました。
やはり、世の中にはこれだけ真剣に経営に取り組んでおられる
工務店経営者もいらっしゃるんだと、頭の下がる思いでした。
これからも皆さんとは、様々な価値交流をさせていただけたらと
思いました。
私たちも、皆さんに価値を提供できるように、
毎日学びを深めていく、実践活動をしていかなければならないなと
改めて感じました。
小山さん、小林さんのこれからのご活躍、よき家作りを心より
お祈り申し上げます。本当にありがとうございました。
税理士小笠原/河原事務所 小笠原 でした。