社長に読んでいただきたい素晴らしい本
2008.11.11
ブログ
大阪の税理士 小笠原 です。
今読んでいる本、これなかなかいいなあと思っています。
題名は『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』です。
著者は、あのジャック・ウェルチ(元GEのCEO、名経営者)
のコーチでもあったカリスマエグゼクティブコーチ
マーシャル・ゴールドスミス氏です。
初めに成功した人が陥る落とし穴が示されます。
我々は、起こったこと(成功)は認識できます。
そこから、強い自己確信が生まれます。
これが傲慢、石頭を作ります。
しかし、起こらなかったこと(成功の機会をのがしたこと)は認識できません。
そして起こらなかったことが起こったことよりも多いのかどうかわかりません。
その人に対して、いやな思いをしたことは
通常、特にこうした成功者に対しては話をしません。
それで、自分のことはわかりません。
社長といわれる人は、成功者であり、
能力競争を勝ち抜いた人です。
こういう人が社長になれるかどうかは
どれだけ自分のいやな面を自覚し、いやな言動を慎めるかどうかが
その人のさらなる成功における大事な要素になってきます。
この本では、そうした周りの人が感じるいやな面を
20の言動として、面白おかしく、しかも深く
なるほどなあと思わせるように教えてくれます。
カーネギーの『人を動かす』に匹敵するくらいの金言の数々です。
そしてよくなるための7つの実践項目を教えてくれます。
特にこの本では、フィードバックの大切さが改めてわかりました。
フィードバックは、あなたから受ける印象はこうですよということを
率直に伝えてもらうことです。
成功者、権力者がフィードバックをもらうことはほとんどありません。
だれも、そんなリスクのあることはしないからです。
それで成功者はますます、勘違いをし、鼻もちならない人になっていきます。
いかにフィードバックをしてもらえるかは
結局、その人が素直に聴けるかどうかでしょう。
世の社長さん方、すべての方に読んでもらいたい名著ですね。
なにより、私の自己革新の座右の銘になります。
税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原 でした。