経営者はブロードウェイの役者と同じだ!
2011.08.31
ブログ
『コーチングの神様が教える後継者の育て方』
読むたびになるほどなあ!という深い洞察を示してくれる
CEO専門のカリスマ・ビジネスコーチ
わたしの好きな、M・ゴールドスミスの新しい読み物。
その100ページにこんなことが書いてあった。
けっこう、ぐっと来たのでご紹介。
「社員は社長がどう反応するかを
ものすごく気にしていることを
認識しておく必要がある。
身を乗り出して聞き、気を遣いながら関心を示し、
熱意をもって対話しなければならない。
心のなかではいかにうんざりしていようとも。
(中略)
あるすばらしい社長、ビルは、
ブロードウェイの俳優を引きあいに出して
後継者ジョンにコーチングをした。
『ブロードウェイのショーを見に行ったことがあるかい?』
とビルはジョンに尋ねた。
『もちろんですよ』とジョンは答えた。
『でもそれが立派な社長になることとどんな関係があるんですか?』
『舞台に上がっているとき、
彼らは頭痛がする、叔母が亡くなった、部屋が暑すぎるといって
文句を言うことがあるか?』コーチのビルは続けた。
『もちろん、ありません』と後継者のジョンが答える。
『そんなばかなことをしたら、即刻クビになってしまうでしょうよ』
『ブロードウェイのショーのすばらしいところは、
俳優たちが舞台に上がったとたん、ショーが始まることだ。
彼らはいろいろな悩み事をすべて忘れて、
心から仕事に打ちこむ。
演技でそうするんじゃない。
彼らはプロだからそうするんだ。
君が社長になったら、
ブロードウェイの俳優のことを思い出してほしい。
君は彼らよりもずっと稼ぎがある。
毎晩ステージに上がり、
何回となく同じことを繰り返してきたとしても、
彼らはいつでも最高のパフォーマンスをしようと努力する。
君にもできるはずだ。
このような献身的な態度、
プロとしての姿勢を見せられないのなら、
このポジションに就かない方がいいし、
報酬を受ける資格がない。
毎日、重要な人の前でプレゼンするとき、
君は会社を代表しているのだ。
常に覚えていてほしい。
どんなに疲れていようと、
たくさんの人が君の顔を見ている。
そして君にうまくやってほしいと思っているのだ。
君も、舞台に立って演技をしているのと同じだよ!』
あなたの後継者が
ほんとうに立派な社長になりたいと願っているのなら、
部下の前にいるときに、
『オフ』の時間はないということを認識しておくべきだ。」
なんという、プロフェッショナル意識だろう。
思わず、背筋が伸びた。
あなたはいかがだろう?
コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。