給料袋に入れて伝える感謝の手紙
2011.08.04
ブログ
大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。
昨日は、毎月している価値観講座。
森信三先生の『修身教授録』の第1~26講を読んで
感想を述べ合いました。
その中で、Sさんが
「実はわたし、あきんど塾の最終講で
千房の中井社長さんから、毎月給料袋に社員への手紙を入れる
という話を聞いて、ずっとそれを実行しています。」
との発表がありました。
わたしは「それすごいね、どんなん?メールくれますか?」
とお願いしたら、
すこしはにかみながら、快諾くださり
さっそくメールをいただいた。
さっそく内容を拝見すると、
ある月は感謝の思いであったり、
ある月はご自分の感慨であったり、
いずれにしても、大変なエネルギーをもって
Sさんが経営の思いを綴り、伝えようとする
エネルギーを感じ、大変こころ揺さぶられました。
その中からお許しを得て少しご紹介
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【Sさん】
六十八歳と社内最高齢。Sさんがお元気で働いていて下さることで、
忙しい現場がスムーズに回っています。
暑い中、なによりも体調に気を付けてください。
【 I さん】
本当に多忙な事務所。
過密で、しかも長時間の労働になって申し訳ありません。
何でもこなして下さり、つい甘えてしまいます。
社長として労働環境を改善せねば。
【Nさん】
私が社長をできているのは姉のおかげです。
自分よりもまず他人のことを考えることができる人。
その天分が社内をまとめ、お客にも支持されます。
姉の存在に、感謝。
・・・・・
【母(会長)】
朝の掃除から始まり、いろんな雑務、ありがとうございます。
父が亡くなって六日でちょうど十二年。心労も多かったと思います。
もっとゆっくりしていただきたいと思います。
すばらしい社員の存在が我が社の最大の財産です。
人間の成長には限界がありません。
若者が成長し、ベテランの皆さんが長年培った経験を次世代に伝えてくだされば、
我が社は必ず強い会社になります。
人が成長し、それが業績につながり、財務状況が改善し、強くて倒れない会社になること。
そして物心両面の豊かさを社員全員で手にすること。
それが目的です。まだまだ道半ばです。
今期は会社設立六十年の年。必ずや良い業績を残すことを誓いたいと思います。
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Sさんはリーマンショックで大きな損失を出し、大変ご苦労をされ、
今はついに業績を立て直され、着実に会社の風土がよくなっています。
これも、経営者であるSさんの正しい思念が
社員の方々に伝わり、組織が感応しているからで
『原因』と『結果』の法則の正しい理解と実践の当然の答えだと感じました。
参加のメンバー一同が深くうなずき、あたたかな拍手が沸き起こりました。
コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。