御堂筋税理士法人創業者ブログ

よくおじゃまするホテルで

プールサイドのサービスを

担当してくれている

アルベルトという青年がいる。

 

地元出身の男で

元、ライフガード

デッキの席を取っておいてくれたり

なにかと心遣いに富んだ好青年。

 

いろいろ世話になっているし

地元事情など

話を聴きたいと思ったので

食事に誘った。

 

勤務の都合もあり

忙しいとは思うが

やりくりをつけてくれて

気持ちよく付き合ってくれた。

 

話を訊くと、なんでも

ホテルのレストランで

ウエイターをしている

コンチェッタという女性と

付き合っているという。

 

 

もちろんいっしょにどうぞ

、ということで

最終日の夜

少し遅めの時間の飲み会。

 

コンチェッタのことを

彼から聞いたので、

さっそくにレストランの同僚の

カトリーヌに訊いてみた。

 

彼女は、やさしげに

あほらしいという表情で

「あの子ら、ラブラブよぉ」

と教えてくれた。

相当 fallen in love deeply

なのだろう。

 

まあ、付き合って1年だから

いちばんええ時期や。

私はそういう人たちの

のろけ話を聴くのが

とりわけ大好きなのだ。

 

もちろん

レストラン選びは彼に任せた。

さほど遠くない

カジュアルな食堂である。

 

注文も任せる。

すると出るは出るは。

大好きな生もの系の

アンティパスティが

次から次へとオンパレード

どれもこれも

新鮮でおいしい!!

 

さて、馴れ初めを訊く。

彼女は、

長くドイツやスイスのホテルで

フロントなどで働いてきたという。

きっと気端が利くのだろう。

写真のとおりの美人である。

やはり地元タオルミナの人で

1年前に帰ってきたという。

 

アルベルトは、

レストランの同僚から

今度、新人の娘が入ってきたで

と聞かされて見に行ったらしいが

最初、ピンと来なかったという。

ユニフォーム姿からだったらしい。

ところが私服の姿を見たとき

(♡ ♡)になったらしい。

そういうもんかなあ。

 

ところで、二人は、

すでに彼女の

アパートメントで同棲していて。

この辺は日本の若者といっしょだ。

 

しかし、お母さんには

まだ話していないという。

やはり、田舎の人たちは

モラル面ではコンサバなのですね。

こういうところが素朴でいいね。

 

「アルベルトのどこがよかったん?」

と彼女に訊くと

「ロマンティックで真面目なところです」

というすなおな返事。

そのとおりだなと思った。

 

「これからの計画は?」

「まず、家を計画しているんです。

 そのことが固まったら、

 結婚式を挙げようと思っています」

 

「僕のおやじは、

建築家ですが

今は学校の先生をしているので

事務所が余っているんです。

それを改装して新居にする

プランをしてくれてますねん」

 

イタリアらしい家族主義、

やはりおやじは頼りになるようだ。

 

それも当局(≒マフィア)の

承認が降りればとのことである。

いろいろ建築規制などがあり

袖の下も必要だということだ。

 

ご存知ご当地は

ゴッドファーザーの地元である。

ツアーもあるくらいだ。

 

「やっぱりまだマフィアっていてるんか?」

「ええ、今は白いワイシャツに

  着替えてますが・・・」

「日本では、やくざていうんやけど

  おんなじやなあ」

「そうですかぁ」

 

さらに、

当節の暮らし向きを訊いてみた。

「しかし、共稼ぎやからええなあ?」

「それはそうです。

 コンチェッタはパートですが・・・」

「そやけど、その方が

 家の用事もできるしええがな」

「そうそう、そうなんですよ。」

 

彼の月給は20万程度、

彼女はもっと少ないらしいが

それでも十分な金額だ。

 

家内によると、

イタリアの平均年収は

1人190万円らしいから。

ここは観光地とはいえ、

田舎だから

ゆっくりと暮らして行ける額だろう。

 

なにしろ年中、客の絶えない

しにせのリゾートホテルである。

待遇も、よそに比べてよいらしい。

 

年は、アルベルトが31才、

コンチェッタは35才だという。

 

彼女がちょっと年のことを

気にしたので

「日本でも、年上の女房は

金のわらじを履いてでも

探せていうねん」

と話をすると、

とても喜んでくれた。

 

「晩ごはんなんかどないしてるん?」

「毎晩、家族、甥っ子姪っ子など

10数人でテーブル囲んで

食べますねん」

「朝から、おばさんが

  小麦をこねたのに金串を指して

  マカロニ作ってますわ」

やっぱり大家族主義なんやなあ。

「今日は、お客さんに誘われて

 会食やとおやじに言ってきました」

 

「せやけど、ええとこに勤められて

 よかったやん。」

「ほんま、そうですわ。

  冬のホテルクローズの時期は

 国から給料の八割くれますねん」

「へえ、ええなあ」

 

実際、ここのスタッフの人たちは

みんな長く勤めておられるようで

皆さん人柄もよく

メンバーの皆さん同士の呼吸も

いい感じなのである。

それだから

私たちも気楽に滞在できるのだ。

 

彼が、いまだに

私に話をするときに必ず

「Mr.Ogasahara,」から始めるので

「そんなんええやん、Shiroと呼べよ、

 Lei(あなた)はやめて、

 tu(お前)で話そうや」といっても

「そんなこと言えませんよお!」

とあくまで律儀である。

 

「来年は、僕たちが招待しますから」

と言ってくれたので

とても楽しみにしている。

(気ぃ使わんでもええし

もちろんそんなことはさせないが)

 

話は尽きない、

楽しかった食事だが

時間も11時をはるかに過ぎた。

 

イタリア人は日本人に似た

メンタリティもあり

違和感なく話が聴けた。

第一、母音はあいうえおで

母音中心、とても聞きやすい。

 

彼らは明日も仕事だ。

ぼちぼちこの辺でと

お勘定をお願いしたら

お安くてびっくり、

申し訳ないくらいだ。

 

スクーターに相乗りして帰る彼らが

(まあちょっと酒気帯びだが)

座席のボックスの中から

なにかを取りだして

私たちに差し出してくれた。

 

地元のワインだという。

「そんな気を使わんでもいいのに」

と思ったが、ありがたくいただいた。

あくまで、礼儀を心得た

ほほえましい若きカップルだ。

 

彼らの行く末に幸多かれと

祈るとともに

また話の続きを聴けることを

楽しみにして別れた。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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