鯵は味がええからアジという。
2015.07.19
ブログ
『鯵』
わたしのもっとも
好きな魚のひとつである。
特に、鯵の刺身がすきだ。
はじめて鯵の刺身を食べたのは
いまから45年前の
高校生のときだった。
すし屋をやっていた母親が
夜中に持って帰ってきたのを
いただいたのが始まりだった。
そのときの感動は
今でも忘れられない。
とにかく一口食べてみて
「なんやこのおいしさは!」となった。
爾来、生のアジは好物である。
もっとも好きな食べ方は
『たたき』である。
東大阪の花園に
『なかみち』という
割烹料理屋がある。
ここでいただく
鯵のたたきは絶品である。
はじめていただいたのは
いまから35年前。
お客様に連れて行っていただいた。
ネギ、東京ネギ、大葉、
エシャロット、にんにく、べにたてなど
10種類ほどのやさいを
どかーんとまぶし、
パプリカをふったその一品は
見た目とにおいと味わいで
食べる人を圧倒する。
私が家で作る鯵のたたきは
このなかみちさんで
出会ったものの
イミテーションである。
この鯵のたたき
わが家の
名物料理のベスト3に入る。
(ちなみにわが家では、
盛り付けが必要なものは
わたしが担当である。
それは、家内がしても
わたしが必ず文句をいうので
それがいやだからだ。
また、魚をおろすのは
わたししかできないからだが。
そこで、すし、たたきなどは
わたしの担当である。
ちなみに
カナダ人のともだちと
話しをすると
「シロ、それはクックとはいわない
プリペアーである」
といわれたが )
アジは
新鮮なものでなければならない。
血抜きをしたもので
身を押すと弾力がある。
眼が光り、えらの裏が赤い
最高である。
特に
秋ごろにでる
1尺はあろうかという
鯵なら最高に脂がのっている。
(もっともこんなのが手に入ったら
ちょっと酢でしめて
棒寿司にした方がおいしいが・・・)
三枚におろして
骨を抜き、皮をはがす。
そして身をややほそく切り
パプリカをふりかける。
次にやさいを切る。
ネギをたっぷり
東京ねぎ、大葉、
べにたて、スプリング、
しょうが、にんにく、
エシャロット、ディル
これで9種類だ。
そして
アジとやさいを
ステンレスのボールで
まぜて
それを冷凍庫で冷やした
大皿にどさっと
立体的に盛る。
最後に
上からパラパラと
ピンクペッパーを
振りかけたら
できあがりである。
(こんな感じで食卓に上がってくる)
たべる瞬間まで
冷蔵庫に入れておく。
そして、冷蔵庫から出して
それをたっぷりのポン酢に
ひたしていただくのである。
もちろんポン酢は
八尾の旭ポン酢である。
ニンニクやディル、
ネギなど
においを主張する
香味野菜たちの
複雑な交響楽が
最高に鼻を刺激し
おのずと唾液が分泌される。
口にひとくち運んだ瞬間に
脂ののった味と
香味野菜たちの
えもいわれぬ
ハーモニーに
わたしの舌と脳みそは
ノックアウトされる。
眼をつぶって
ああ、しあわせ!となるのである。
お伴のワインはなににしようかな。
ロワールのサンセールもいいが
ちょっと勝ちすぎるなあ。
それだと
ミュスカデ・セーベル・エ・メーヌが
フレッシュでいいだろう。
またアルザスの
きゅんとした細いビンの
リースリングもおつだろう。
ちょっと微発泡したものが。
とっておきは
わたしの第二のふるさと
オーストリアの
グリューナー・フェルトリーナー
意外な穴馬は
スイスのシャスラかも
最近は作ることも少なくなったが・・・
一度作ってみるか。
会計事務所の可能性を追求する
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
税理士コンサルタント 小笠原 でした。
―――――――――――――――――
参考 材料費
鯵 昨今は高い!阪神のデパ地下で
2500円としようか?
かつては800円くらいだったが。
ネギ 128円
東京ねぎ 298円
大葉 98円
エシャロット 198円
にんにく 358円
べにたて 158円
ディル 218円
しょうが 125円
スプリング(どんなのでもよい)98円
これでしめて4,179円!
これに消費税がかかる。
お店で食べた方が格段やすいなあ。(ノ゚ο゚)ノ